競馬の一口馬主を回収率重視で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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22:46:22
最近ノルマンディー会員が頭を抱えているのが2歳馬の不振。
これはノルマンディー(岡田スタッド)が昼夜放牧を数か月延長させるという策を施した結果であり、現時点では2歳戦はボロボロで着外の連続と、完全に失敗の模様。
頭数が増えている中で、この状況は非常にまずいです。



放牧を延長させるということは、それだけ馴致、乗り出しが遅れ、競走馬としてレースに出られる状況にまで持って行く時間は当然余計に掛かります。

ライトコントロールなどで出産を促し、なるべく早く生まれ、早く馴致し、早くレースに勝つ。
それが日本競馬を牛耳る社台が現在行っている馬の育成であり、ノルマンディー(岡田スタッド)のやり方は時代と逆行するように感じます。






では、そもそも昼夜放牧にはどのような効果があるのでしょうか。

JRA総研のデータによれば放牧時間を延長するほどに「骨」、「屈腱繊維」の増強が証明されています
運動の時間が増えることで、移動距離は馴致よりも長くなり、繰り返しのそれは上記を強くしていきます。




また人間によって定時に一日数回の給餌だけで食事を摂るのが一般的なのに対し、放牧中は自由に青草を摂取することが出来ます。

馬は人間のような食事スタイルではありません。
こまめに少量を取り続けるのが本来の姿であり、人間のように定時の給餌は胃腸に負担を与え、胃潰瘍など内臓へダメ―ジを蓄積させてしまいます。

これについては以前に書いた記事

馬のほとんどが胃潰瘍、競馬は虐待なのか?

上記リンクを参照下さい。


放牧により、食べたいだけ摂取出来るようになれば、当然1日で食べる合計量は多くなります
これがより強い骨や体を形成し、また胃腸の異常が出なければ、さらに食欲が増し、内臓も育てられます。


このように競走馬の基本ともいえる『体づくり』に、昼夜放牧の延長は大変有意義なのです。




しかし、もちろんデメリットがあります。
冒頭で「社台の育成と逆」と指摘しましたが、要はそういうことなのです。

馴致、育成が遅れるということは、それだけ競走馬として完成するまで遅れをとることになります。

馬術的、科学的に有効なトレーニングを繰り返すことで、より速く、操縦性やメンタル面でも優秀な馬を作ることが出来ます。
そういう最適化された育成を洗練し続けることが、社台がトップで居続ける企業努力であり、それに対してデビューすべき時までの限られた期間を「放置」ともいえる放牧延長が、競走馬をつくる上で最良の手段とは正直言えないと思います。




しかし、これは真っ向勝負での話。

ノルマンディーのコンセプトはご存じの通り
「年10走を目指し、クラシックにこだわらず、丈夫で長く走らせ、着実に賞金を稼いでプラスにしていく。」
です。

出走手当のような細かい収入にも言及されており、要するに社台と真っ向勝負するのではなく、
住み分けをして「共存」していくスタイルなのです。(私はそう解釈しています。)

広義のテクニック、心肺能力よりも、丈夫さに重きを置いたわけです。


例えば、以前にも例として挙げましたが、マイネルのラフィアンも以前は社台よりも早期にデビューさせて手薄な2歳戦線で稼いでいくスタイルを確立していました。

社台に対抗するのではなく、違う『狩り場』で稼ぐ方が、遥かに簡単に利益を上げることが出来たわけです。
その為に、真偽は不明ですが、あまり体を大きくすると完成までに時間が掛かるので、エサの量をあえてセーブさせて、スリムで仕上がり易い馬体に育てて、早くデビューさせる・・・そんな育成をしているとも聞きました。


これが競走馬として理想的な育成とは私は思いませんし、恐らく育てる側もそう思っているでしょう。
しかし、そういう確かな目的があってやっているわけですから、これも正しい手段なのです。
(最近の不調は度重なる、種馬導入の失敗と、社台の有力馬のデビューがラフィアン並に早まったことかも知れません。)



ノルマンディーについても同じです。
ノルマンディーのコンセプトに沿った育成方針だったわけで、それが極端に行きすぎてバランスを損なってしまった感は否めませんが、失望するような失策ではないと思います。

懇親会で岡田牧雄氏が乗り役不足含めて失敗であることを認めて、修正していることを明言されているようですし、また思惑通り、体そのものは丈夫に育ったと一定の効果もあったとしていますし、だとすれば盛り返すのはこれからです。




結果でしか判断出来ない層は「成績が悪い、社台と違う。」と怒り心頭のようですが、私に言わせれば

「では、全体の回収率は社台に劣っていない(一口データベースを参照)理由はどうして?」

と問いたいですし、社台と違うのは、(社台から真似る事が出来るものは吸収すべきという大前提のもと。)
『あえて違う』
という側面がある事を理解すべきなのです。


要は上記の「回収率は社台に負けていない」理由は「社台と違うやり方で、パイの奪い合いをなるべく避けているから。」というわけです。
もちろん、ピラミッドの頂点に行くにつれて社台と同じ土俵となってしまうわけですが、大抵の馬は下級条件で構成されているわけであり、住み分けがされているのです。




そもそもこれまでも優秀なオープン馬をノルマンディーは何頭も輩出していますし、怒りの元凶である
「結果が出ていない」
というのは、実はノルマンディー馬ではなくて、選んでいる方自身なのでは?と思っています。

単年度でノルマンディーを許さないのは自由だし、社台を基準に考えるなら社台で出資すれば良いです。
正直、ノルマンディーも会員数は飽和に近づいており、辞めてもらうひとが増えるのは歓迎ですから。


ただ、ポリシーを持って辞めるひとが果たしてどれだけいるのか疑問で、辞めるのは結局は飽きたか、成績が振るわないかのどちらかでしょう。

オープン馬を引きながらノルマンディーを許さないと言うのなら、それは立派だなと思います。

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21:19:46
レース中に蹄鉄が脱落することを落鉄と呼びます。
「人間でいえば靴が脱げたようなもの」
競馬初心者に、こんな説明をしたことがある方もいるでしょう。

確かに四本脚とはいえ、1つだけ蹄鉄が無ければ、体のバランスを損なう気がしますし、地面との感触の差など、違和感でいつもと同じようには走れないでしょう。


ですから、調教師や騎手がレースに負けた敗因として落鉄を挙げることは多いです。
「レース中に落鉄していたようです。」

するとファンは「なら仕方ないか…」と納得し、「落鉄しても3着に粘ったのは偉い!」そう捉えます。


桜花賞の晴れ舞台でレース直前に落鉄し、興奮して打ち直しが出来ず、そのまま素足で走り勝つことが出来なかった1番人気イソノルーブルが、その悲劇から「裸足のシンデレラ」と呼ばれたことからも、落鉄の影響は大きいように感じます。




しかし、JRA競走馬総合研究所が、落鉄のあったレースとその該当馬の人気と着順の変化を調べたところ、落鉄によって着順を下げたというデータにはならなかったようです。

つまり、落鉄の影響が科学的に無いとは言いきれないものの、着順に影響を与える程の不利にはならない…というのが、JRA総研の結論です。


これにより、イソノルーブルの件も落鉄によるスピード低下などではなく、長時間による蹄鉄打ち直しの強要と、それを拒否して暴れた体力、精神の消耗が要因だと予測出来ます。



ただ、着順に影響がないからと言って、蹄鉄の角度が僅かに狂っただけで怪我をすることもあるわけで、そうした足元へのダメージなど、他の悪影響も考えうるため、落鉄してもいいというわけではありません。


しかしこれで判明したのは、落鉄を恐れてエクイロックスを敬遠する必要は無いし、大事な大一番で蹄鉄打ち直しを馬が渋ったら、無理せずそのまま出走させた方が得策である事など、様々です。


もし競馬新聞で「前走の敗因は落鉄の影響。今回こそは。」というコメントを見つけても、それは全くあてにならないので、覚えておいて損はないかも知れません。

10:34:27
チューリップ賞で予想外の馬体重減となったレッドアヴァンセ。
レース後、中度の胃潰瘍を患っていることが発表されました。


程度は様々ですが、馬が胃潰瘍にかかっている割合は非常に高く、少なくとも半数以上、調査によっては9割にまで上るそうです。
つまり、ほとんどの競走馬が胃潰瘍であるということです。





このことは競馬に反対する動物愛護団体などが得意気に

「胃に穴があくほどのストレスを受けている」
 ↓
「競馬は動物虐待」

という論法で、いつも利用しています。




が、残念ながら競走馬に限らず、乗馬含む家畜化された馬の多くはサラブレッドと変わらない割合で胃潰瘍にかかっているそうです。

つまり、競走馬が特別過剰なストレスを受けているわけでは無いということです。
まあ、こう言えば決まって「馬を家畜として扱うことが馬にとってストレス!」などと言うのでしょうが・・・。




馬の生態を調べていると、時折そういう主張をするサイトに迷い込んでしまうのですが、先日見たのは
「最も有名なレースであるダービーは人間換算で12歳の子供の馬達にムチを打ちまくる残虐行為」
というもの。

この方も例によって上記の「競走馬は皆、胃潰瘍。」の件も述べていました。動物愛護ホイホイ・・・



ため息が出ますね。
いや、もちろん競馬は家畜の屠殺の一種であり、広義の動物虐待ですよ。
食肉以外でも品種改良をして遺伝病を持ち続ける種に高い評価をして、尻尾まで切り落とす愛玩犬の世界も広義の虐待ですし、キリの無い話です。



しかし、指摘すべきはそこでは無いだろうと・・・。
(そもそも大人の馬なら良いのかという話でも無いですが。)


多分、どこかで「馬の年齢は×4にすると、人間と同じ程度になる。」というのを耳にしたのでしょう。

実に無知な事。
これは馬に限らず、ペットとして最も一般的な犬などにも共通して言えることなのですが、人間に換算した年齢はグラフにすると直線を描きません。



初めは急速に上昇し徐々に緩やかになる・・・のが正解で、犬が成犬になるのは生後1年半くらいというのは大昔から飼育本にそう書いてあります。

1.5年で成犬(20歳)としたら、そのまま計算すると6年で死んでしまいますよ(笑)





まともな活動をされている動物愛護団体には一定の敬意を持っていますが、こういう無知で動物の基本的なことすら知らずに、的外れな主張をするのは逆効果です。
わざとミスリードしようとしているなら、尚更汚いですしね。


日本が捕鯨に関して生態系を壊さない客観的データを示しても、牛や豚を屠殺するのと何が違うのか問いかけても、一向に白人達が納得しないのは「生態系なんて知らない!とにかく可哀想!カワイイから!」という感情任せに自分が正しいと盲信しているからです。
それと似ています。




キリスト教の『自然界は人間が掌握する物。全ては神からの贈り物。生かすも駆逐するも白人がそう思ったらそれがジャスティス!』という精神もこれを助長させています。

日本人が古より地震、津波、氾濫、台風、土砂崩れ、噴火・・・自然災害に晒され、東日本大震災の時にも一切パニックにならない様子を見たフランス人曰く「日本人は悲観的では無い運命論者」、つまり自然と共存し、その中で生かされているという意識が日本人にはあるのだそうです。


だからこそ、捕鯨の件でも日本は”生態系を崩さないこと”に重きを置いて世界へアピールしているわけですが、上記の通り、白人の考えとは太平洋よりも大きな隔たりがあり、感情が何よりも優先される彼らが納得することは無いのです。






さて話を戻して、胃潰瘍になった競走馬は当然ですが、レースで力を発揮することは出来ません。


胃が痛いのでカイ食いが悪くなり痩せる。
胃が正常に機能しておらず、栄養を吸収出来ないので毛ヅヤが悪くなる。
走ると胃が揺さぶられ、痛みで走る気を失くす。


胃潰瘍になると程度により様々でしょうが、このような症状が出ます。


上で「競走馬だけが特別なストレスを受けているわけでは無い。」と述べましたが、だとすれば乗用馬達も等しく胃潰瘍にかかる原因はどこにあるのでしょうか?


それは至って単純なことなのですが、

『人間によって決まった時間に給餌されているから』

なのです。



朝、昼、夕と一日3回の食事が一般的な馬の生活だと思います。
が、自然界の馬達はどうでしょう。

一日中、草を探して頬張っています。
空腹を感じることなく、こまめに食べているわけです。


逆に人間に給餌されている馬達は空腹と一度に大量の食事を摂ることを繰り返しています。
これが胃に負担を与え、胃潰瘍を招いている
のです。


ですから、改善方法としては一時間に一回、少量の給餌をすることで改善出来ます。
人間の手では難しいでしょうが、馬房に自動販売機のような補充型で内部が小割された機械を導入し、タイマーで決まった時間に与える・・・というシステムを導入すれば良いのです。(費用が数百万円で済むのかさえ不明ですが・・・白目)






現在は製薬会社が良い胃腸薬を開発しているそうですが、一番は原因を除去することですから、近い将来そういう機械化が実現すると良いですね。



また、サラブレッドなど走る為の馬達は、心臓や肺が大きく、腸のスペースを減らしている特徴があり、牛や豚と比べても明らかに腸が短い身体をしています。

胃が弱り、腸も短いとなれば消化不良を招き、疝痛や腸ねん転を発症する可能性が上がります。
これらは周知のように最悪の場合、死亡に至る病です。

腸が短いことは、もはやどうしようも無いですから、せめて胃だけは健康に保ってあげるのがホースマンの責務と言えるでしょう。



13:38:31
競走馬を遠方の競馬場に運ぶ際に発生する『輸送熱』。
その名の通り、発熱や呼吸器に炎症が起きるなど、人間でいう風邪の症状に似ています。

JRAの研究によりその原因が解明されてきました。


まず、輸送時間が長い程発症の確率が上がること。
下のデータをご覧ください。

20151204_093855.jpg

輸送時間が8時間を超えると発症の確率が上がり、20時間あたりになるとそれが跳ね上がっています。
この要因は人間の感覚でもわかりますが、ストレスが溜まり続けることです。
狭い車内で、ブレーキやカーブに何度も体を揺すられ、車から来る細かい振動を浴び続ける不快感などがそれです。


そして馬運車内の空気環境が悪化し、馬の糞尿から出るアンモニア、その他細菌などが影響しているようです。
また輸送熱の発症は夏に多いとのこと。

これはつまり、気温が高いと体が火照ることや、細菌の繁殖が活発になることが要因と思われます。




これらを改善するにはどうすれば良いのでしょうか。

まず、空気環境の改善、つまり空調設備の性能向上です。


先に挙げたアンモニア、細菌、その他二酸化炭素・一酸化炭素など有害物質が充満することで不快を高めるわけですから、高性能なフィルタを備えた空気清浄機や換気が行える空調設備を馬運車に搭載する必要があります。

人間も同じですが、適切な温度、湿度、外気取り入れを維持することで、不快指数を下げることが出来ます。
あとはその原因となる糞尿の処理を人間がこまめに行うこと。つまり、細菌等の原因の除去です。

これらは最も現実的な方法です。



あとは自動車の性能向上について。

電気自動車の導入による、車の細かい振動の軽減です。
ガソリン車よりも振動が少なく、タクシードライバーのような長時間運転者の実験でも「疲労感が少ない」と感じられています。

また高速のサービスエリアなどで休憩をとっても馬を降ろすのは危険が伴いますから、オープンカーのように天井が開く機能があると、馬が閉塞感が覚えることなくストレスの軽減になることでしょう(そこまでするのは非現実的ですが・・・)



他にも以前作成した記事で述べたように、「馬は後向きに馬運車に積んだ方がストレスが少ない。(馬を自由にさせると後向きを選ぶ)。」という研究結果もあるように、人間の感覚では気づきづらい要素もあるはずですから、これからも実験を続けて欲しいですね。



22:45:16
こんなサイトを見つけました。

ジャパンギャロップスインポーター

乗馬、競馬の馬具の販売店のようです。
普段競馬で見るアイテムが大体どの位の値段か分かります。


シャドーロール・・・6000円
メンコ・・・7000円
パシュファイヤー・・・11000円
脚用水冷チューブ・・・12000円


そんな中で、馬用の『耳栓』がありました。
お値段2000円。
へー。





愛馬であるソーディヴァインが毎回「ゲートが開く音に驚き、出遅れた。」という弱点をレースで露呈しており、馬用の耳栓は無いのかなと思っていたのですが、既に一般的な馬具なんですね。

海外ではよく使用されているそうで、凱旋門賞連覇のトレヴも耳栓を使用していました。
日本は海外よりもメンコが広く普及しているので中に仕込むと見えないし、メンコの耳部分に遮音性を高める物もあるようで、そちらの方が一般的なのかも知れません。





耳栓を利用するメリットは音に敏感な馬の聴覚を制限することで、集中力を高めることにあります。
ブリンカーで視覚を制限することと同じ理屈です。

周知の通り、馬はとても臆病で敏感な動物です。
ベテランの大人しい乗用馬でも、草木が風で揺れる音、飛び立つ小鳥を見る、聞くだけで本能的とも言える反応で、急に走り出そうとする素振りを見せます。

ですから、競馬場のように他馬も多く、何万人の観衆が騒ぐような場所は異常な環境であり、集中しろというのが無理な話なのです。(訓練と経験で馬もそれに動じない”プロ”になって行くのが競馬の素晴らしい所でもありますが。)





じゃあ、全馬ブリンカーとシャドーロールと耳栓をすれば良いじゃないかという話になりますが、五感を制限しすぎても、他馬と争う闘争心を失わせるリスクがあり、落ち着きすぎるというのもそれはそれで問題という訳です。加減が難しい(笑)


ですから、馬の性格やウィークポイントによって馬具を使い分ける事が、厩舎のセンスが問われる部分になるようです。



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アーモンドアイのシンザン記念制覇で愛馬初の重賞ウィナーの誕生です。どうかクラシックを無事に走って下さい。
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「いらっしゃいませ~」 
コズン:牡30代(神奈川在厩)
一口馬主5年目。重賞勝ち(達成)、名付け親、口取り(達成)を目標に始めました。最終目標はG1制覇。

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