補填の廃止に税制不利など理論上続ける程に損をする競馬の一口馬主を小額で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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14:24:40
吉田厩舎時代のモーリス

1着 2歳新馬
6着 京王杯2歳S
1着 万両賞
5着 シンザン記念
4着 スプリングS
7着 京都新聞杯
3着 白百合S


掘厩舎時代のモーリス

1着 若潮賞
1着 スピカ賞
1着 ダービー卿C
1着 安田記念
1着 マイルCS
1着 香港マイル
1着 チャンピオンズマイル
2着 安田記念
2着 札幌記念
1着 天皇賞(秋)
1着 香港カップ 


・・・ここまで違うと馬の調子だとか、成長だとかで片付けられる話ではなく「厩舎の実力」であることは明白でしょう。
転厩の際、その理由については言及されたことはありませんが、逆に言えば出走機会だとか、適性の考慮だとか、そういう公言が出来る内容ではなかったということなのかも知れません。

ちなみに吉田厩舎最後のレースである白百合Sから、堀厩舎での転厩初戦までは半年ブランクがあり、その間はほとんどが放牧先におり、転厩が決まったのは初戦の若潮賞の2か月前ほどです。

ですから、厳密にはモーリスを立て直したのは堀厩舎ではなくノーザンということになります。
しかし、その後の破竹の連勝劇と歴史的名馬へと変えたのは間違いなく堀厩舎の実力。



ネットでも
「駄馬を名馬にするのは困難だが、名馬を駄馬にするのは簡単だ。」
とありましたが、転厩無しにここまでの名馬になったと思う人は恐らくいないでしょう。


一口馬主においても当然、厩舎の実力というのは非常に重要であることが分かります。
単に勝率や成績だけでその厩舎を計るのではなく、様々な情報から良し悪しを判断したいですね。
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21:10:36
天皇賞秋に出走するルージュバックが毎日王冠から中二週にもかかわらずノーザン天栄に出され、直前に帰厩する、いわゆる「10日競馬」の手段を取ったことで話題になっています。

10月9日 毎日王冠出走
10月10日 天栄に放牧
10月20日 トレセン入り
10月30日 天皇賞(秋)出走

調教師がもはや調整すら行わず、単なるレンタル馬房と化しているのです。



かねてから活躍している調教師について『良い馬が集まるから、好成績を残せるだけ…』
こんな批判をされる事はよくあります。

しかし『腕が良いから良い馬が集まる。一流の調教師だから一流馬が集まる。』
こういう理屈も正しいはずです。

結局のところ、この手の話は結論は出ないものです。






しかし、毎日王冠から中二週という短期間でも、在厩での調整を任されず、10日間のみ放牧、そしてレース10日前に帰るという慌ただしいスケジュールを組まれた今回のケース。


さすがにこれでは、上記の『腕が良いから良い馬が集まる』は矛盾していると言わざるを得ません。
腕が良いなら 中二週の調整くらい、調教師に任されるはずでしょう



それでも過程はどうあれ結果を出しているし、成績のデータは嘘をつかない。
ノーザン込みでその厩舎の実力と捉えれば、良いではないか・・・。

・・・こうも言えるのですが、例えば非社台のノルマンディーは当然ノーザンファーム天栄、しがらきを使用できません。


ですから、非社台のクラブにて社台の寵愛を受ける厩舎に出資した場合、ノーザン込みの表面的な数字で厩舎の実力を判断するのは、不正確で少々危険に思えます。

調教師の実力を量る時、非社台の馬でどれだけ結果を出しているか、つまりは預託馬の割合、非社台での勝ち上がり率の比較など、あえて社台を抜きにしてどれだけ結果を出しているかを考える事も有効かも知れません。






ちなみにネット上では、中2週すら調整を任せてもらえない調教師に対してかなり辛辣な意見があり、

「これでインタビューとかでは、さも普通に馬触ってる調教師であるかのような顔してルージュバックに関する質問に答えるんだから、笑えるよね」

「工場から送られてきた冷凍パックをチンして皿に盛って出す、ファミレスのバイトみたいだな。
まあ、一応調理師の免許は持っていますが・・・・みたいな。」


など、散々。
こうした厩舎の真の実力を知りたければ、非社台クラブで出資が手っ取り早いはず。

厩舎側としても社台に頼らず結果を残すことができれば、こうした批判を一蹴する事が出来るわけで、案外気合を入れてみてくれる可能性もあるかも知れません。(願望)


14:07:55
一口馬主として皆さんはどのような目標を持っているでしょうか。
愛馬でG1を勝つこと。出資した母の子供に出資すること。思い出の血統を追いかけること・・・。

様々なやり方があると思うのですが、一口馬主を続けていくには回収率も大切だと思います。
もちろん資金に余裕がある方にとっては必要のないことかも知れませんが。

例えば、資金繰りなどどうでも良くて、どうしてもG1を勝ちたいのであれば、シルクのような実績制のクラブで全馬に上限口数まで出資すれば、そのうちG1を取る馬は現れることでしょう。
ただ、その場合の回収率は当然酷いことになりますが。




私のような貧乏一口馬主にとっては「なるでく損を減らすこと」はとても重要であり、だからこそ回収率にもこだわりたいと考えています。

もちろん、私もいつかはG1勝ちを収めるような名馬を持ちたいと思っていますが、資金(お小遣い)がショートしては話になりません。実際にはショートというより趣味で損をして良い範囲という物をあまり広げたく無いからということではありますが。

一口馬主中毒はいわゆる「ギャンブル中毒」とほぼ同じです。
損をしてもそれに麻痺して、快感のみを求めてさらなる深みにはまっていく・・・。

一口馬主を続けているのは比較的、余剰金のある方々でしょうから実際に一口馬主で破産する方はいないとは思いますが、回収率をあまりに軽視すると、そういう大きな損をしながらも自覚症状が無くて家族と揉めたり、白い目で見られるいう事態に陥る可能性もありますから、心のバランスといいますか、正しい金銭感覚を持ち続ける為にも回収率は重要です。






その為に実際にどのようなことを出資の条件にするかというと、以下の2点。


・1頭につき3000~4000万円を上限。

・3勝を挙げる自信がある馬。


この2つを満たす事です。
3勝というのは、4歳春の降級までに2勝出来る馬の事で、500万下を勝つことが出来れば、降級して再び500万下に挑む事が出来ます。

2勝を挙げた降級馬が必ず3勝目を挙げられるわけではありませんが、見込みとしては上のクラスで勝つ確率よりも、既に勝ったクラスで再び勝つ方が確率的に高いのは間違いないでしょう。

3勝を挙げた馬というのは、最終的に獲得賞金も3000~4000万円程度にはなるはずで、つまりは回収率100%が達成できる見込みが高いというわけです。




もちろん1000万円の馬でこれを達成出来れば、より素晴らしい事であります。
逆に1億円の馬に出資して、3勝で獲得賞金3000~4000万円程度では回収率は30~40%ですから、6000~7000万円分の損。

3勝を挙げて1000万下クラスで引退となれば、なんとなく面目保った気分になりがちですが、実は募集価格で3000万の馬2頭が獲得賞金ゼロで終わるのと同じ位の損を出しているわけで、そう考えると、1億円もするような高額馬に出資するリスクや100%回収の難しさがよく分かると思います。


ノルマンディーOCのボスである岡田牧雄さんがクラブ設立時に「回収率を重視する。」、「募集額は3000万円位まで。」と発言していましたが、これは恐らく私が語った事と同じような理屈であると思われ、 
”回収率を重視するからこその募集額約3000万円まで”
ということなのでしょう。




もちろん回収率100%が、実際の一口馬主の損益分岐点で無い事は当然分かっていますが、まずは分かり易い指標として馬の募集価格100%回収というのが、あるわけです。


ちなみに回収率100%を達成出来る馬の割合は、おおよそ3割程度。
出資した馬全体で回収率100%が達成出来れば、それは確かな相馬眼やマネジメントが出来ていると言って良いでしょう。


20:23:40
馬の毛色というのは競走能力には影響を及ぼしませんが、見た者の印象を大きく左右する要素です。
端的に言えば、人間の視覚機能の錯覚を招き混乱させます。
色によって馬体の見え方が全く変わってくるということです。


募集馬の評価にも直結する事なので、馬選びの際には視覚による誤認を自覚する必要があります。
各毛色の簡単な心理的印象について述べていきたいと思います。




まず、最も誤認し易いのが芦毛です。
芦毛は白をベースとしていることで膨張して見える為、だらしなくメリハリの無い物に見せます。当然、馬体に悪い印象を与えます。
また、光が当たると、眩しさで細部を隠してしまいます。
これは年をとった女優がテレビに出る時に、顔に強いライトを当てて、シワやシミを見えなくするのと同じ理屈です。




青毛は芦毛の逆で真っ黒い色の為、収縮して見え、引き締まったシャープでスリムな馬体に見せます。
光が当たると、いわゆる『黒光り』をする為、なんとも奥深い重厚で迫力ある美しさを演出してしまいます。
そこから抱く馬体の印象は、大物感を与えがちです。




栗毛はライトブラウンで明るい色の為、そこに刻まれた部分をハッキリと映す効果があり、筋肉や筋がくっきりと見えます。ですから馬体をより明瞭に、そして筋肉質に見せ、我々に「良く分かった・分析できた。」と安心から来る信頼感と好印象を与えます。
また、光を浴びると金色に見える為、金貨や装飾など古代からの”黄金信仰”が染みついた人間にはどうしても良く見えます。




そして鹿毛は普通の茶色で、競馬に興味の無い人が思う「ザ・馬」の色です。
ネズミなら灰色、豚ならピンク色というのと同様です。

一番無難な印象を与え、実際、色の明るさの面や特徴も上記で挙げた色達の真ん中あたりに位置します。
「ふつう」という感想を抱きがちな色だからこそ、この毛色でとても良い印象を持てたなら、実際にはかなり良い馬体と言えるのかも知れません。




つまり、鹿毛をベースとするなら、栗毛や青毛は見た印象よりマイナスして考える必要があり、逆に芦毛はプラスして考えなければいけないということです。

ただし、芦毛は記述の通り「女優のシワ飛ばし」の効果で、実際にどうなのか把握しづらい部分があるので、立ち写真で判断せずに動きや、現地で実際に見て決める方が確実でしょう。



芦毛については単に白色がベースになっているからという以外にも、難しい要素があります。
『銭班』と呼ばれる、体の”ぶち”模様です。

これは健康のバロメータと言われ、新陳代謝が良好な証であるのですが、芦毛だと正直汚く映り、またこの模様が軍隊でよく用いられる『カモフラージュ柄』に近く、筋肉の凹凸やシルエットをぼかします。


asige.jpg
testcar.jpg


正式発表前の自動車がデザインの詳細を隠す為にこのような模様にすることがありますが、上で述べたように凹凸とシルエットがぼやけて、認識しづらくなるのがお分かり頂けるはずです。
馬体においても同様なのです。





こうした視覚によって募集馬の評価が変わってしまう事は、人間の目の機能の問題なので、基本的に防げません。
また、某クラブのように「おいおい、馬の内部から発光してるんですか?w」という程、募集写真の色を改ざんして、毛ヅヤを良く見せようと謀ってくる場合もあります。



ですから、色によって印象が変わる事を「自覚する」事が大切なのです。
あとは、カタログを白黒でコピーしたり、パソコンの画像ソフトで白黒に変えるなど、手間を掛ければ『色彩の束縛』から抜け出すことも可能ではあります。




08:55:51
今年度はノルマンディー募集馬の評価を記事で記したように、どこよりも早く行いました。その理由はいち早く皆様に見て頂きたいから…ではありません(笑)
このブログはそういう性質のサービス精神はほぼありません。


単純に他のブロガー諸先輩の評価を見る前に済ませたかったからです。先に見てしまえば何らかのイメージが刷り込まれ、善し悪しのバイアスが掛かるのを防ぐためです。



そして結論としては、大筋として先輩方の評価とあまり変わりないという事が分かりました。

私のような初心者と結果を残している先輩方、実はどの馬を良い悪いとしているかは同じというわけです。

だとすると、成績の差はどこにあるのでしょう。





くじ運だとか、そもそもの資金力といった要素はここでは一旦置いて考えてみます。


上で評価は大筋で同じと述べました。
逆に言えば詳細は違うのです。


良い馬は良いという分類に入り、悪い馬は悪い部類に入る。
その大分類は変わらないけれども、その中での微細な評価差は結果として出資馬にも変化を与えます。

これが結果として、例えば5頭出資したらうち1、2頭異なる出資馬になっていくわけです。

そしてここが成績を左右する大きな要因になっているのではないでしょうか。






具体的にいうと、最も差異が生まれやすいのは中途半端な評価の馬。
明確に良い!悪い!という長所、短所がはっきりした馬は既述の通り、誰が選んでも同じになりやすいのですが、どっちつかずの馬は実は評価が割れやすいように感じました。

いわゆる「普通」とされる中でちょっとした長所、短所があると特徴が無い分だけ評価がその微差で左右される心理的なところもあるかも知れません。





あとは上と真逆の話になりますが、例えば明確に良いとはっきりしている馬は、その圧倒的長所によって、微かにある短所が覆い隠されてしまうこともあります。

ボルトがたった1つ欠けただけで、結果的にそれが原因でとんでもない事故になることもあるように、サラブレッドもクローズアップされなかった小さな短所から全て台無しになることも考えられるのですが、目立った長所があるとそれを軽視してしまう傾向は誰しもあると考えています。






これはもちろん、あえて目を瞑ってリスクを許容する場合もあるでしょう。希望馬に必ずしも出資出来るわけではないのが一口馬主の辛いところで、どこかの部分でリスクを取らないといけない妥協は馬選びでは常です。


それでも岡田総帥の名言「微差が大差になる」の通り、そういう細かい差異こそが出資馬の差となり、素人と玄人の成績の差に繋がるのではと思っています。





ですから「おっ、自分が良い(悪い)と思っていた馬を有名ブロガーの〜〜さんも同じ感想で書いているぞ!やるじゃん自分!」
と喜ぶのは、実はまだ序章。
それは相馬眼のスタートライン。誰もが分かっている当たり前なことなのです。



その上で細かい長所、短所にどれだけ気付き、どれを許容し、どれを受け入れないか。




結局は運の要素も介入してきてしまうのですが、長期的に見れば、やはり相馬の実力が成績を最も左右します。

また昔作成した記事で、万に通じるテクニックとして、投資やギャンブルに臨む上での正しい立ち振る舞いがある…
と述べたように、単純に馬を見る力以外にもクラブ側から発せられるコメント、選ばれた預託先などから事情を読み取る洞察力も大切です。

また、出資の際に最近の負けにカッとなって勢いで選んだり、偏った思い出補正で贔屓しすぎたり、逆に一口馬主生活の中で負ったトラウマを引きずり、不当に低い評価をしてしまったりなど、冷静さやそれらのメンタル等、これからさらにレベルアップを目指すのならば、案外そうした相馬眼以外の要素も必要なのではないかと思っています。



真の相馬眼を手にする道は遠く果てしないです・・・。



【一口近況】
最近人気を下回る着順が多すぎます。特にストロングタイタン、ソーディヴァインは常に「買い」状態ですが、実力を出せず。勝つのはいつになるやら・・・。
【BAR】
「いらっしゃいませ~」 
コズン:牡30代(神奈川在厩)
一口馬主4年目。重賞勝ち、名付け親、口取り参加(達成)を目標とし、まったり更新中です。

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