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競馬の一口馬主を回収率重視で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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10:15:25
エンパイアメーカーがアメリカの繫養先で死亡しました。20歳だったそうです。

以前、新江ノ島水族館でぼーっと眺めていた水槽に書かれた、死滅回遊魚という言葉を思い出しました。
死滅回遊魚とは本来生息出来る海域からはぐれた魚のことで、例えば、インドネシアとか赤道に棲む魚が、海流で日本の海に来てしまったような状態のこと。

こうなると、ほとんどの魚は温度変化に耐えられず死んでしまうわけですが、中には個体が強いが為に生き延びる場合もあるわけです。
「日本で獲れない魚が釣れてしまった!」みたいなニュースがたまに流れますが、そういう魚は死滅回遊魚なのでしょう。



その名前が示す通り、自分が生きるエリア外では例え生き永らえたところで仲間とも出会えませんから、交尾、産卵することなく死んでいくわけですから、まさに死滅を待って回遊するだけ。

キラキラと輝く水槽を眺めながら、なんとも悲しいなぁとその儚さに思いふけった私。



今思うと、アメリカや欧州から輸入された種牡馬にも、同じ境遇を感じてしまいます。
先日エンパイアメーカーが死亡しました。
エンパイアメーカーはアメリカでも順調な種牡馬成績を当初から挙げており、日本でもその時代にマル外として重賞馬を複数輩出しています。

そのマル外の勝ち馬率が確かディープインパクト以上の脅威的数字だったことから、日本に輸入されることになったわけですが、輸入後の国産のエンパイアメーカー産駒はなぜか全く活躍せず。

この要因はよく分かりませんが、エンパイアメーカーには日本の繁殖牝馬の血統がマッチしなかったのでしょうか。
それとも、サンデーサイレンス系の繁殖と合わなかっただけかも知れませんが。



その後、エンパイアメーカーは追い出されるようにアメリカに帰国し、また種牡馬として繫養。
サイクルの早いアメリカの種牡馬事情で、帰国後にも繁殖が集まったかはわかりませんが、エンパイアメーカーは孫にアメリカ3冠馬のアメリカンファラオがおり、その功績は非常に大きいでしょう。


水の合わない日本に連れてこられ、そして失敗の烙印を押されて帰国。
まさに彼は死滅回遊魚。


もちろん逆に日本で爆発的に子孫を繁栄させたサンデーサイレンスのような馬がいるのも事実。
植物界でも、かつて日本の葛を持ち帰ったイギリス人がいましたが、葛はイギリスの土壌が異常なほどマッチするようで侵略的外来種と呼ばれる程に現地の植物を駆逐し増殖してしまったそう。
イギリスでは葛が生えている地域は土地の価格が下がる程恐れられているそうで、日本では慎ましく生きていた種が海外で猛威を振るうという例はあるようです。



日本の馬場がガラパゴスなどと揶揄されることもありますが、ガラパゴスと違うのはむしろ最先端であること。
ですから、馬場に関しては、あまり”世界基準”などという聞こえの良い言葉に惑わされず運営していって欲しいですし、その中で育った日本の血統馬でも、欧州でむしろ120%の力を発揮するような馬も出てくることでしょう。


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21:17:04
今年の凱旋門賞も日本馬は惨敗。
ブラストワンピースはハービンジャー産駒で日本では札幌、函館のような洋芝と、重馬場を得意とする傾向にある血統の為、凱旋門でもやれるのではと思っていましたが、まったくもって通用せず。

グリーンチャンネルでは1999年の凱旋門賞でエルコンドルパサーに騎乗した蛯名騎手がゲスト出演。
当時の様子を語ってくれました。

「渡仏当初は馬場に苦労していたが、二戦目以降徐々に欧州の走りを覚えていった。」


昔、エルコンドルパサーのVHSを見た時のコメントでは
「準備運動の輪乗りすら、躓いたりして、ついていけなかった。」
と語られていました。


これはつまり、エルコンドルパサーは後天的に欧州の馬場に適応したということです。

距離や馬場は先天的な適性が大きなファクターであることは紛れもない事実で、人間においてもマラソン選手に100mでボルトを倒すと宣言したところで、実現出来る可能性はゼロでしょう。


距離適性については再三当ブログでも紹介している筋肉の質、速筋と遅筋のバランスで決まります。
そしてこれが、血統で決まることも科学的に証明されています。

一方で、何が馬場適性を左右するのかについては農学博士曰く
「骨格をはじめとする体型のつくり」
ということです。
これも生まれ持ったものであり、その才能の無い分野で活躍は無理というのが定説です。


しかし、蛯名騎手の話のように、筋肉の質や体の使い方というのはトレーニングによって後天的に得る事が出来る部分もあるわけです。
現地に慣れることで、テクニック、必要な筋肉を手に入れることが出来るのです。


日本の高速馬場と欧州の重い馬場について、一般によく言われるスピードタイプ、パワータイプという求められる能力の違いがありますが、これは血統、つまり先天的な適性の違いの影響ももちろんあるでしょうが、その馬場に必要な筋肉、走法などをトレーニングによって後天的に習得出来る領域もあるわけで、それを踏まえて考えると、ディープインパクト産駒の海外馬が現地のG1を勝つというのは納得が出来ます。


一方で、エイシンヒカリなどの例外を除くと、ディープインパクト産駒は特にロンシャンの馬場に苦労しているのがレースを見るだけでも十分に分かります。
これは日本の馬場に適応した筋肉と走法のディープ産駒では通用しないということです。


これらの事から、現状の海外遠征馬については
「やってみないと分からない」
ということになります。


また、凱旋門賞直行の一発勝負は、現地の馬場になれる前にレースを迎えることになり、ナンセンス。
この点については、ディープインパクトの凱旋門賞敗戦をきっかけに「エルコンローテ」の先見性が見直され、以後の凱旋門賞挑戦馬がステップレースを使ってから本番を迎えるケースが大変多くなりました。


が、近年、再び直行する馬が増えており、結果は散々。
失敗から学ばず、それを繰り返すのは果たしてどうなんですかね。
特にハープスター、ゴールドシップ、ジャスタウェイの遠征年は現地メディアから
「凱旋門賞を勝てる乗り方をまるで分っていない。」
と日本人騎手らとその指示を出した陣営が酷評されました。



要するに日本馬の陣営は、日本のやり方でそのまま凱旋門賞に挑んでいるわけですが、そもそもこれが誤りなのではと。
エルコンドルパサーのように、欧州には欧州でのやり方、攻略法があるわけで、挑み方を変える勇気が必要です。
そして、その為には変化が実際に身になる時間が必要なわけで、それを本番直行という短期遠征で実現するのは難しいわけです。



もちろん、ステップレースを使ったからと言って、適性が無い場合はそれまでなので、当然結果は出ないのですが、問題は
「慣れれば適応できる馬」
が、慣れずに終わり、本来のポテンシャルを発揮できずに負けるパターン。
これは非常にもったいないですね。



あとは過去のデータからもステップレースで3着にも入れない馬(もしくは着差が僅差でない馬)は、本番の凱旋門賞でも結果は出ないという点。
これは日本馬のみならず、欧州馬にも当てはまります。
少なくとも1990年以降、このデータに該当しないのはイギリスのワークフォース1頭のみ。(キングジョージから直行の為、前哨戦自体使っていない。)

この観点から見ても、現地になれることが大切とはいえ、限度があるわけです。

ある程度の生まれ持った適性と絶対能力は当然必要です。




ですから、前哨戦で上記の結果が出なかった馬達は本番の凱旋門賞を使わずに帰国するべきです。
そういう勇気ある撤退をする陣営が過去に一頭もいないのも残念。
この辺りに日本人の”神格化された凱旋門コンプレックス”がよく表れているなぁと思います。

見栄や意地など色々なしがらみがあるのは分かりますが、ダメなものはダメなのですから、負け戦をする位なら、秋のG1シーズンが始まる日本での出走の機会損失を最小限に減らす為に、「本番を放棄して帰国」という選択肢は合理的なはず。

「慣れる為の時間が必要(な場合もある)」としながらも、「適性が無い場合は諦めるべき」というのは、一見その見極めが難しく、矛盾に感じますが、上記の通り、前哨戦でダメだった馬が急変することはデータ上無いので、それを覆す低い確率に懸けるのは正直、単なる意固地にしか感じません。





また、上記の通りエルコンドルパサーが歩んだような「エルコンローテ」が凱旋門賞を勝つ上で、最も正しい手段であることは誰の目にも明らかです。
しかし、それを真似しないのは、遠征を続けることは莫大な資金が必要となり、また海外の安い賞金ではそれをペイするのがやっとだという点。

要は昨今の一口馬主、零細馬主にはその選択は現実的ではないということです。

そんな中、ディアドラが久々に長期の欧州遠征を実行しており、大変興味深いところ。



短期の遠征も悪手。長期の遠征は非現実的。
では一体どうすればよいのか。


ぱっと思いつきで語るなら、ノーザンが牧場に、欧州の馬場のトラックを作ること。
そこで一杯に走らせてみて、適性を測るわけです。
もちろん、既述の「慣れ」はありますので、中期的な計画のもとでそれを行うべきです。


そうすれば、凱旋門遠征を考える名馬のテストや、逆にG2レベルでも思わぬ欧州適性を持つ馬がいたり、日本にいながら適性を判明させることが出来るのではないでしょうか。



しかし、現実的に考えると、いくらノーザンでもコースを作って維持する・・・そこまでコストを掛ける気にはならないでしょうし、逆に下手に欧州仕様の馬場を走らせることは、どうみても骨折のリスクを上げます。
また、あくまで可能性のひとつですが、冒頭で述べている「欧州で必要な筋肉や走法」を中途半端に日本で習得させると、日本の馬場適性を失い、日本のレースで悪影響を与える可能性もあります。

海外馬がジャパンカップで散々なことからも、日本と欧州の適性が相まみえないのは周知の事実で、それこそタイキシャトルやエルコンドルパサーなどのように芝もダートも走れるような互換性のある馬が海外でも結果を残していますが、それ自体稀有なのかも知れません。




そうすると、結局ギャンブル承知で現在のような遠征になってしまうのかなと思います。
しかしながら、前哨戦でダメなら帰国という選択肢は現実としてそろそろ考えるべきではないでしょうか・・・。


23:22:11
昨日、今日と正月の風物詩、箱根駅伝が行われました。
神奈川県民としては知った道を走るので、応援する選手はいなくとも、なんとなく見てしまうのですがそんな時思い出したことが。


アテネ五輪のマラソンで金メダルを獲得した野口みずきさんはインタビューで


「走った距離は裏切らない。」


という名言を残しています。

後日、この事について、
「距離もそうだが、努力は裏切らないと言いたかった。」
と述べました。


しかし、科学的な見地で述べるならば、身体に過負荷を与え、走り過ぎると
『ハードトレーニング症候群』
を発症し、トレーニングが逆効果の”毒”になります。
このハードトレーニング症候群については、次の記事で述べることとします。

努力原理主義とオーバートレーニング症候群


野口みずきさんのキャリアは2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得した後、度重なる怪我に悩まされており、ハッキリ言って素人目にはハードトレーニングの弊害に思えてなりません。

2006年ベルリンマラソン(欠場・左足首故障)
2007年ロンドンマラソン(欠場・左足首故障)
2008年北京オリンピック・マラソン(欠場・左脚ハムストリング肉離れ)

(この間2年以上にわたり公式レース出場なし)

2010年全日本実業団対抗女子駅伝(レース後に故障判明・左足甲疲労骨折)
2012年仙台国際ハーフマラソン(欠場・体調不良)
2012年大阪国際女子マラソン(欠場・左脚ハムストリング炎症)
2013年大阪国際女子マラソン(欠場・急性胃腸炎)
2013年世界陸上モスクワ大会・マラソン(途中棄権・熱中症)
2014年大阪国際女子マラソン(欠場・右脚大腿部疲労骨折)

(Alan Hetarade スポーツナビプラスより引用)





因果関係を証明は出来ませんが、過酷なハードトレーニングに潰された成れの果てだと個人的には思っています。

私はこういう日本に未だ蔓延る
『努力原理主義』
には辟易しています。

それはつまり「たゆまぬ努力は最も崇高で、効果的で、無理難題も解決できる。」という幻想です。


元大関の琴欧州が怪我をした時「怪我は稽古で治す」という意味不明の指導の下、怪我を悪化させていました。

私自身の学生時代、部活では
「水を飲むと根性なしになる。」
という全国的には常識だった謎理屈で、途中での給水を禁止されていました。


非科学的極まりない愚行ですし、熱中症で倒れて、歩いては吐いてを繰り返し、這いつくばりながら帰宅したことを覚えています。
運が悪ければ、死んでいたと思うと大変危険な指導です。






このブログでも何度かあげていますが、以前、ハードル選手で銅メダリストの為末大氏が
「アスリートは才能が99%」
と述べて、世間から批判を浴びていました。
彼らは「努力は素晴らしい。努力する者をけなす行為だ。」
そう言うのです。


彼らに問いたくなります。

「努力で勝者になれるのなら、女子選手が男子選手に勝てないのは努力が足りないからだ。」

そういう理屈になるが?
と。

「男性と女性は根本的に違うじゃないか!」と言うのなら、結局は生まれ持った肉体の差が能力の差と認めることになります。



努力は大切かも知れないが、大前提は才能、遺伝なのです。
当ブログでも何度も述べたように、同じようなフィジカルの場合に、環境が大切になるのは当然ですが、何が最も重要かと言われれば、生まれ持った身体が優れていることなのです。


ロバをノーザンファームが育成しても、サラブレッドには勝てないのです。


さらに言えば、ウサインボルトなどジャマイカの選手がスプリント競技でメダルを独占状態となっていますが、彼らの練習時間は平均より少ないことが明らかになっています。


彼らが努力をしていないわけではありませんが、少なくとも野口みずきさんが言うような
『走った距離は裏切らない』
という理屈は科学的には完全に間違いであるし、成功・不成功は努力に左右されると述べることは、数多くの若い選手達を誤解させる発言だと思っています。



「ああ・・・自分が成功出来ないのは努力が足りなかったからだ・・・。」
そう呪って生きていくのも辛いですし、
「もっとだ。もっと努力が足りない・・・!」
とハードトレーニングを課せば、選手たちはパンクして、選手生命を脅かすでしょう。


もちろん悪いのはマスコミも含まれていて、大抵の成功したアスリートは自分が真摯に取り組んだ努力を成功の要因にあげたがるし、そう報じた方が耳障りが良い為、双方がそういう雰囲気を作り出すことも問題の一つです。





実際には努力が充分ならば、何でも問題を解決出来るわけではなく、
塾講師の林修先生が述べたように

「努力は適切な場所で行わなければ意味が無い。」

これが結論だと思います。
これを競馬やアスリートの訓練にあてはめるなら、『努力=トレーニングの継続』という短絡的思考から脱却し、効率的で科学的・・・そういう最適化されたトレーニングや多角的なアプローチなど、そういう努力が必要だということです。


これはもちろん、選手や馬の世話をする個人レベルの人間だけでは難しく、専門家の研究が必要です。
そうなると、競馬でいうのなら、結局社台グループと、JRA関連施設、そして海外からノウハウの輸入などに頼るしかありません。


20:58:40
週刊現代の記事で遺伝に関する記事がありました。
簡単に抜粋。



「『体は遺伝だが、心は遺伝ではない』と考えたがる人は少なくありません。しかし、心も脳の働きの表れである以上、顔つきが親に似るように、親からの遺伝によって影響を受けるのは当然なのです。

たとえば、知的能力も遺伝の影響が大きい。脳の中で知能に最も関係が深い前頭葉の表面積や厚さ、密度は、約80%は遺伝の影響を受けます。環境に大きく左右される学童期の成績でさえ、遺伝の影響がおよそ50%と最大の要因になっている。どんな子でも勉強さえすれば東大に行けるかというと、残念ながらそう甘くはないということです。


IQ、つまり分野を問わず頭を使うことの得意・不得意も、およそ60%前後が遺伝の影響を受けると考えられています。しかも、年齢を重ねるほど遺伝の影響は大きくなっていきます」

「同じ『向こう見ず』でも、例えばバンジージャンプに進んで挑戦するようなタイプにはドーパミンが、自分の損害を顧みないタイプにはセロトニン(鎮静作用をもつ脳内物質)が関係するといいます。遺伝の影響は3~4割程度とみられます。


一方で酒やタバコ、ギャンブルにのめりこむのは、いずれも依存傾向の現れで、同じ遺伝子が関係しているのではないかと考えられています。これも、遺伝の影響は3~4割です。さらに窃盗や器物破損、家出などの行動にも、約3~5割の遺伝による影響がみられるとの研究があります。
(慶應義塾大学文学部教授で、遺伝と環境の関係を専門とする安藤寿康氏)




「一口に運動能力といっても、筋肉の質だけでなく、筋肉の付き方や骨格のほか、呼吸器と血管系、神経系の機能など、いくつもの要因が関係しています。ただ、スプリンター向き、持久力系競技向きという遺伝的な適性は確かにあります」

こう語るのは、東京大学大学院教授で、日本の筋肉研究の第一人者である石井直方氏だ。

そもそも、人間の身体的な特徴の中で、遺伝するかどうか微妙なものはあっても、遺伝が全く関係ないというものはほとんど存在しないようだ。意外にも右利き・左利きやつむじの右巻き・左巻きは遺伝しないことがわかっているが、こうしたケースはまれで「これは遺伝ではない」と断言できるものは極めて少ない。

「身長や体重はとても遺伝の影響が強く、特に身長は9割が遺伝の影響といわれます。足の長さも8~9割が遺伝で決まります。

 体型は全般的に遺伝の影響が強い。一卵性双生児の調査では、最大体重、つまりどこまで太れるかということが遺伝的に決まっているのではないかという調査結果が出ています。

 また、体臭やハゲるかどうか、女性の場合は胸の大きさ、初潮の時期といったホルモンの関係することがらにも、遺伝が強く影響しています。





・・・さて、競馬ファンにとっては何も驚くことはありませんね。
身体の遺伝が競馬の進化の歴史そのものですから、良血が高額で取引される根拠は遺伝です。

そして心の遺伝についても我々は
「ステイゴールドの産駒は気性難が多いが、闘争心溢れる馬が多い。」
など、心にも傾向があることを知っています。


犬を見ても、殺人を犯した犬種は限られているし、傾向があります。
ピットブルなどのテリア系、ドーベルマンなどのロットワイラー系がそれです。
ちなみに2005-2013年の米国とカナダにおける人間死亡事故539件中、ピットブル275件、ロットワイラー85件です。

日本では土佐犬の殺人が有名ですが、これは江戸後期から明治にマスチフ(闘犬)、ブルドッグ(闘犬)、ブルテリア(闘犬)、グレートデーン(ギネスの体高)のハイブリッドで、納得の危険犬種。


これらも品種改良による遺伝ですから、体の形質はもちろん、その闘争力が遺伝しているのは間違いありません。

当然、秩序に対しての捉え方にも差があるわけですから、犯罪を起こす確率に影響を与えるのも頷けます。
器物破損はカッとなり易い人、窃盗は欲望を抑えられない、逮捕のリスクを恐れないなどの性格の人間が起こす傾向はあるでしょう。

もっと大きな視点で言えば、知能が低く体力も無い親からそれが遺伝した子は、貧困に陥る可能性が一般よりも高く、それが犯罪の起因になっているとも考えられます。

集中力やストレス耐性(我慢強さ)にも遺伝があるわけですから、上記のような貧困や能力の低さに負けずに努力する人はたくさんいます。

が、知能も体力もなく、集中力や我慢強さも無い為に、何の努力もせずに投げ出す、逃げだすという行為まで揃ってしまうと、犯罪者になるしかありません。

遺伝は運命を決定させるわけではありませんが、その確率がランダムよりも高いことは間違いなく、高尚な意識を持っているような気がしている人間も、所詮動物の一種だなと気づかされます。




09:01:37
※この記事は約半年前に書いたものですが、キタサンブラック引退決定の報道から、ふと自分で目を通した所、残念ながら意味が全く分かりませんでした(笑)
加筆修正した上で再アップ致しました。






キタサンブラックが天皇賞春を連覇。
2000mの大阪杯も勝っていますが、やはりスタミナタイプのステイヤーであることは明らかです。

この時、必ず話題になるのが、キタサンブラックの母父はスプリンターであるサクラバクシンオーであること。
なぜ母父がサクラバクシンオーで3200mをこなすことが出来るのでしょうか。




馬の距離適性については、ミオスタチン遺伝子の型により決定されることが、判明しています。
科学的根拠の薄い血統理論で語るのもロマンですが、距離適性はかなりシンプルな遺伝で決定されるため、ミオスタチン遺伝子をベースに考えてみたいと思います。

ミオスタチン遺伝子をご存じない方は以前に書いた

『ミオスタチン遺伝子と距離適性』

の記事を参照下さい。




キタサンブラックの血統と共に解説していきます。

kitasan.jpg
(クリックで拡大してご覧下さい)





まずキタサンブラック自身のミオスタチン遺伝子型はステイヤー実績からT/T型と思われます。父系については父ブラックタイドがT/Tか、C/T型のどちらかで、そのうちのTが遺伝したことになります。(父、母から1つずつ受け継ぐ為。)

母系については、古い所からの方が経路が分かり易いはず。
まずは、ジャッジアンジェルーチから紐解いていきましょう。
母母オトメゴコロの父ジャッジアンジェルーチは産駒の傾向としてマイラーばかり生んでいる為、C/T型と予測出来ます。


続いてオトメゴコロの母のテイズリーはフランスの競走馬で、適距離は不明ですが、産駒を日本で多く残している為、逆算がある程度できます。
サンデーサイレンスとの子オトメノイノリで2500mを勝っている為、テイズリーはT/T型もしくはC/T型のどちらかでTを子へ受け渡したと予測出来ます。他の子もほぼ1800~2000mの勝ち鞍です。



オトメゴコロ自身は1000~1800mと広い距離適性を持っていますが、上記の通りその父ジャッジアンジェルーチ、母テイズリー共に、T型を有していると思われ、それでいて1000mの勝ち鞍もあることからオトメゴゴロはC/T型で間違いないでしょう。





そして母父のサクラバクシンオーは、産駒実績の距離適性を考えると殆どが短距離であり、やはり一般に言われるようにスプリンター質のC/C型であると思われます。(4000mなど長い距離を走る障害でG1馬ブランディスも生んでいますが、障害に必要な適性は全く異なる為、無視。)



そうすると、キタサンブラックの母シュガーハートは母父サクラバクシンオーからC型(バクシンオーがCしか持っていない為。)を受け継いでいることになります。

この時点でキタサンブラックの母シュガーハートはC/T型で確定。
片方はバクシンオーのC。

そして、もう一方はその母オトメゴコロから受け継ぐTでないとならない。
そうでないと、キタサンブラックがT/T型になる為のTが確保できないからです。





つまり、オトメゴコロのTをシュガーハートに渡し、シュガーハートもTをキタサンブラックに渡したというわけです。

血統表を見ると、存在感のあるサクラバクシンオーのスプリンター適性をどうしてもピックアップしたくなってしまうのですが、実際にはバクシンオーの長所でもある速筋のCの部分はバッサリと切られ、受け継がれていないのです。






ところで、私はサクラバクシンオーがC/C型と決めつけていますが、実際には分かりません。
単に競走成績と産駒傾向、そして馬体から判断しているだけで、遺伝子検査をすればC/T型である可能性は否めないのです。
(ただ、ガチムチの権化たる筋肉質で胴づまりの体型であるサクラバクシンオーは、ほぼ確実にC/C型。)


ですから、他の馬についても私の勝手な予測なので、私自身では遺伝経路を完全に証明する事は出来ないのですが、かといって母父バクシンオーだからといって、血統理論上、ステイヤーが生まれないという事では無いのです。




巷では
「キタサンブラックは、母父サクラバクシンオーなのにステイヤーということは、血統はオカルトで意味が無い。」
と論破したような風潮が一部で見られますが、それは誤りです。

血統からミオスタチン遺伝子を追えば、キタサンブラックがステイヤーになった説明は実は容易に可能なのです。

そもそも上記の母父バクシンオーのみで語る理屈は、非常に稚拙で、なぜなら、母父はあくまで血統構成のうちの1/4にしかすぎません。
3/4は別の馬達(父父、父母、母母)の血が通っているわけで、血統表の中でも目立って映るからといって、サクラバクシンオーだけを挙げて語ること自体間違っているのです。



私はオカルト血統理論の否定派ですが、科学的根拠に基づいて正しいものとオカルトをきちんと分けて付き合うことが、競馬と一口馬主を嗜む上で必要であると思っています。


ミオスタチン遺伝子と距離適性の関係自体を疑う方は、以前に書いた以下の記事もご参照下さい。


『遺伝子が短距離向きの無敗の7勝馬、英ダービーに挑み最下位』



【一口近況】
アーモンドアイが令和初の天皇賞秋を制覇でG1を6勝目。もしかすると夢の8勝もあり得るのでは・・・ ( ˘ω˘)スヤァ
【BAR】
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コズン:牡30代(神奈川在厩)
一口馬主6年目。重賞勝ち(達成)、名付け親(達成)、口取り(達成)を目標に始めました。最終目標はG1制覇(達成)。

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