2015/01/17
07:18:12
酷いです。
4年前にスイ銀がユーロ通貨に対して「最大限の決意で1.2防衛ラインを死守する。」という宣言をして依頼、僅かにその防衛ラインを割ることはあっても、すぐに1.2に戻す値動きを続けており、最近のフラン高にも改めてその防衛ラインは堅い物という見解が常識でした。
が、スイ銀がいきなりの防衛ライン撤廃宣言。
はしごを外されるとは正にこのことで、
「約束が違うじゃないか!」
と一気に市場は大混乱です。
日足でこの動き・・・。値動きのボラで言うと、普段の1日に動く200倍位ですかね。
後付けでこの暴落の規模を色々語ることは出来るのですが、1.2のやや下までは注文やポジションが溜まっており、壁になっているものの、何せ「死守する」という話でしたから、それ以下が”真空状態”なんですよね。
よって、一度そこのゾーンに入るともう止まらないと・・・。
もっと単純に言えば
「誰もが1.2の防衛ラインから上に行くと思っていて、そこから下に行くとは考えられない。」
からこそ、逆を行った場合このような惨状になるというわけです。
競馬に例えると2頭のマッチレースで、片方が1.1倍、もう片方が100倍のオッズという状況。
単勝万馬券の馬が勝った=市場の思惑と逆の動き
の構図です。
こう見ると損と得は対等のチャンスに思えますが、急変時にはファンドなど機関投資家は一般よりも注文をねじ込むことも出来、一方で一般の個人投資家は急変中は、事実上取引不能になるので、そうしたファンドの食い物になります。
胡散臭い話です。
アリの通り道に砂糖を置いて、アリ達を集めるだけ集めた挙句、いきなりバケツの水をひっくり返すような行為です。
定期的にこういうことが起きる・・・というより起こすので、「100年に一度」レベルの異常な値動きが、普通に数年に一回起きています。
酷い話ですよ本当に。
大惨事が終わってから「コレコレこういう訳で、そういう兆候はあった。」と語ることは出来るのですが、競馬の解説と同じで後付けの説明など誰でも出来ますから、これをリアルタイムで先読みして利益を上げる、損を一切出さないというのは難しいです。
出来ることは『リスクの管理』のみです。
地震や津波対策に近い感覚でしょうか。それら自然災害を防ぐことは出来ませんが、事前に損害を軽減する対策を講じることは出来ます。
それを怠って勝手にリスクを限定すると、こういう事態に陥った時に「たった一撃」で全財産を失う所か、途中退場が許されず、借金を負うことにもなり兼ねません。
過剰に臆してイベントから常に逃げるというのも、好機を逃し、小さな損を重ねるような『ジリ貧』にもなりますし、中々素人には難しい所。
一口馬主は出資した以降は傍観する他無い投資ですから、ある意味気楽ですし、上記で述べた競馬のオッズのような『順張り』、『逆張り』もあまりありませんが、様子見していた馬に関連する馬が勝つなど”良い材料”が出ると、一気に売れますよね。
そういう時に自分がどういう判断を下すかは、月並みですが一喜一憂しない「冷静さ」が重要で、これが一口のリスク管理の一つでは無いかなと思います。
4年前にスイ銀がユーロ通貨に対して「最大限の決意で1.2防衛ラインを死守する。」という宣言をして依頼、僅かにその防衛ラインを割ることはあっても、すぐに1.2に戻す値動きを続けており、最近のフラン高にも改めてその防衛ラインは堅い物という見解が常識でした。
が、スイ銀がいきなりの防衛ライン撤廃宣言。
はしごを外されるとは正にこのことで、
「約束が違うじゃないか!」
と一気に市場は大混乱です。
日足でこの動き・・・。値動きのボラで言うと、普段の1日に動く200倍位ですかね。
後付けでこの暴落の規模を色々語ることは出来るのですが、1.2のやや下までは注文やポジションが溜まっており、壁になっているものの、何せ「死守する」という話でしたから、それ以下が”真空状態”なんですよね。
よって、一度そこのゾーンに入るともう止まらないと・・・。
もっと単純に言えば
「誰もが1.2の防衛ラインから上に行くと思っていて、そこから下に行くとは考えられない。」
からこそ、逆を行った場合このような惨状になるというわけです。
競馬に例えると2頭のマッチレースで、片方が1.1倍、もう片方が100倍のオッズという状況。
単勝万馬券の馬が勝った=市場の思惑と逆の動き
の構図です。
こう見ると損と得は対等のチャンスに思えますが、急変時にはファンドなど機関投資家は一般よりも注文をねじ込むことも出来、一方で一般の個人投資家は急変中は、事実上取引不能になるので、そうしたファンドの食い物になります。
胡散臭い話です。
アリの通り道に砂糖を置いて、アリ達を集めるだけ集めた挙句、いきなりバケツの水をひっくり返すような行為です。
定期的にこういうことが起きる・・・というより起こすので、「100年に一度」レベルの異常な値動きが、普通に数年に一回起きています。
酷い話ですよ本当に。
大惨事が終わってから「コレコレこういう訳で、そういう兆候はあった。」と語ることは出来るのですが、競馬の解説と同じで後付けの説明など誰でも出来ますから、これをリアルタイムで先読みして利益を上げる、損を一切出さないというのは難しいです。
出来ることは『リスクの管理』のみです。
地震や津波対策に近い感覚でしょうか。それら自然災害を防ぐことは出来ませんが、事前に損害を軽減する対策を講じることは出来ます。
それを怠って勝手にリスクを限定すると、こういう事態に陥った時に「たった一撃」で全財産を失う所か、途中退場が許されず、借金を負うことにもなり兼ねません。
過剰に臆してイベントから常に逃げるというのも、好機を逃し、小さな損を重ねるような『ジリ貧』にもなりますし、中々素人には難しい所。
一口馬主は出資した以降は傍観する他無い投資ですから、ある意味気楽ですし、上記で述べた競馬のオッズのような『順張り』、『逆張り』もあまりありませんが、様子見していた馬に関連する馬が勝つなど”良い材料”が出ると、一気に売れますよね。
そういう時に自分がどういう判断を下すかは、月並みですが一喜一憂しない「冷静さ」が重要で、これが一口のリスク管理の一つでは無いかなと思います。
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