補填の廃止に税制不利など理論上続ける程に損をする競馬の一口馬主を小額で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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22:10:51
校長先生の挨拶です。
競走馬の走る要素。これを生徒の皆さんには”三本の木”でお話したいと思います。

三本の木。

一つ目は、やる気・・・馬は血統で決まるとはいえ、馬自身の走る気持ちこそが最も大切です。
二つ目は、元気・・・健康が第一。無事是名馬という言葉通り、怪我をしてしまっては名馬もターフを去るでしょう。

三つ目は、循環器・・・心臓や肺など心肺機能こそが目に見えないけれども、馬の力に直結する最大要素なのです。


・・・という微妙なオチを最初に済ませておきます。





前回”強い競走馬”の条件について述べました。
血統、肉体、健康、環境、精神の5つです。

これらは馬自身に関わるものなのですが、それ以外にも馬の力を指標化した最も単純な要素があります。

それは価格です。
馬の価格はイコールその馬の実力と言っても過言ではありません。

例えば1000万円の馬と1億円の馬では、後者の方が活躍する確率は高いです。
つまり、1000万円の馬は最低でも1000万円稼ぎ、1億円の馬は1億円を稼ぐと見込まれているのです。

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では馬の価格を決める物は何でしょうか。
それは


『血統』


です。



馬格(馬体)が大きい馬の方が値段は高くなるとはいえ、せいぜい1割、2割程度の増減。
もっと極端に虚弱体質のひょろひょろな身体だからと、良血の1億円の馬が3000万円にまで値を落とすこともあるでしょう。

しかしそれでも良血の信頼性は高く、10万円の種付け料で生まれた下流血統の馬がどんなに逞しく美しい馬体をしていても、良血の馬の価格を上回ることはありません。
貴族生まれと貧民生まれのような評価の差があります。


なぜここまで血統のみによって価格が決まってしまうのかといえば、実際に競馬をした際に上記のような子馬達が大人になると、容姿はひょろひょろで虚弱体質だった馬が、筋骨隆々の下流の馬をあっさりとねじ伏せてしまうことがほとんどだからです。
(しかしながら虚弱の良血が本当に欠陥品の場合もありますが・・・。ただその場合も種牡馬になれるのが良血のさだめです。)




つまり、現実として
血統の差は、馬体の差を上回る
ということです。

良い血統が良い馬体となって表れるという面もありますが、別の要素として区別するなら

馬体<血統

となるのです。



具体的なその理由については省略しますが、一言で済ませるなら表面で見える筋肉よりも「心肺機能」などの目には見え無い部分の方が、競走する上で大切で、それが血統による影響が非常に大きいからでしょう。

まあ、力勝負に見える砲丸投げですら、オリンピックを見ていて誰が優勝候補なのかさっぱりわかりませんから、走る勝負ともなれば、見た目だけで分からないのは当然といえば当然かも知れませんが。









馬の価格が血統で決まり、血統によって競走能力が決まる。つまり稼ぐ金額が決まる。
だとすれば、馬体を見ることの意義は無いのでしょうか?

決してそうではありません。
1000万円の馬は1000万円を稼ぐ。1億円の馬が1億円を稼ぐ。
血統によって価格が適正に設定されているという事は、各馬の期待値はある意味同じです。

ですから、例え全体から見るとわずかな要素でしかないとしても

馬体の差異こそが、価格以上の馬なのか価格以下の馬なのかを分けるポイント

になるのです。


競走馬を金融商品として捉えるなら
「安く買って、高く売る」か「高く買って、もっと高く売る」
しかありません。


理論上、高い馬が値段相応に走っても利益は上がりませんから、出来るだけ「価格」と稼ぎ出す「賞金」の差が大きい馬を見出す為、

価格の安い馬の中から、走る馬を見つける。

というのが、馬主ビジネスの一つの真理です。
これを実行しているのが、マイネルなどの馬名で知られるラフィアンでしょう。








しかし、競馬は競走によって生み出す「賞金」だけが利益の源となるわけではありません。
優れた血統で新しい馬を生み出す、種付けと繁殖のビジネスもあります。
これが、上で述べた理論を覆してしまう難しい所で、


良血の血統を持つ馬が、期待通りに走れば、それだけでもっと高い値段で売ることが出来るのです。



以前も紹介したヴァーミリアンとルーラーシップの違いが分かり易い例です。

ヴァーミリアンの価格は2400万円。獲得賞金は約11億円。種牡馬売却代金は1億円。
単純計算すると、競走で稼いだ賞金は自身の価格の50倍です。利益は約12億円。

一方のルーラーシップは価格は1億8000万円と超高額。理由は良血な血統の生まれだからです。
獲得賞金は約6億円。種牡馬売却代金は8億円。
単純計算すると、競走で稼いだ賞金は自身の価格の3.5倍程度です。しかし、種牡馬としての価値が高く、利益は約12億円。


価格から考えて、期待を遥かに上回る競走生活をおくったヴァーミリアン。
そして価格以上に走ったものの想定の範囲内だったルーラーシップ。

両者の合計収支は同じになってしまいました。
不平等に感じます。

この差が、血統の差なのです。


ですから、

血統的価値の高い馬は、値段が高くてもリターンはさらに大きい

わけで、これも馬主ビジネスの真理のまたひとつと言えるでしょう。


しかも難易度で言えば、”価格の安い馬の中から、走る馬を見つける”は真の相馬眼を必要とし、誰にでも出来る芸当ではありません。
それに対して、”血統的価値”で馬を選ぶことは、割と容易であり、一般人が成功する現実的手段と言えます。

まあ確かな相馬眼を持ちながら、莫大な資金力もあれば、両方を兼ね備えた正に”鬼に金棒”ですが・・・。






”ダービーを勝つことは一国の宰相になるより難しい”


イギリスで生まれたあまりにも有名なこの名言は、一人の成金日本人馬主の手により覆されます。
高額な良血馬をただ買い漁っているようにしか見えない馬選びで、日本ダービーとケンタッキーダービーをあっさりと勝ってしまったのです。
またその馬が引退した際のシンジケートはなんと約80億円・・・。
これも血統のなせる業なのでしょうか・・・。






金銭面以外でも不公平に感じるのは、種牡馬生活に入ってからも優遇されるのは良血のルーラーシップであり、ヴァーミリアンにはあまり良い母親となる牝馬が集まりません。

現在、ヴァーミリアンは種牡馬として奮闘中ですが、同じく下流の血統に生まながらも活躍を続けて10億円を稼ぎ出したタップダンスシチーは数年で種牡馬を廃業し、行方不明となりました。

あるいは処分されてもうこの世にいないのではないかということで、ネットを中心に随分と話題になり、数ヵ月後ようやく個人牧場で飼われていることが判明されましたが、人間が一生遊んで暮せる額以上の10億円も稼いだ名馬でさえ、血統が悪ければ処分寸前の所をさまようことになるというのは、あまりにも厳しすぎる現実です。




結局、どんなに頑張っても”血統”という呪縛からは逃れられず、自分の力では変えられない物があるのです。
これが”ブラッドスポーツ”の現実。

一口馬主は”夢”を追って楽しむべき物ですが、競馬の世界は残酷で厳しいです。

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