補填の廃止に税制不利など理論上続ける程に損をする競馬の一口馬主を小額で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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13:50:26
香港馬やオーストラリアの馬達というと、どのような印象を持ちますか?
牡馬は早々にほぼ全頭が去勢され、せん馬として走っています。
これは『血統的価値』が無いからであり、初めから生産ビジネスに見切りをつけている為です。

前回の記事
「競馬の定説:血統=価格=能力・・・」

で述べたように、日本の競馬界における常識は、
「良い血統こそ能力も高い。」
「良い血統は仔馬としても、種牡馬としても高く売れる。」
に基づいています。





逆に言えば、血統的価値と生産ビジネスを見出せない香港やオーストラリアの馬達の価格は日本馬に比べ、遥かに安いわけです。

そこで、日本でもおなじみの香港やオーストラリアの名馬達のセリの価格を見ていきましょう。




サイレントウィットネス:セリ価格・・・約500万円
・・・17連勝記録保持。スプリンターズS、香港スプリント連覇など獲得賞金は約9億4000万円。

ブラックキャビア:セリ価格・・・約1900万円
・・・無敗の25戦25勝で引退。レーティングは破格の132ポンド。獲得賞金は約5億5000万円。

テイクオーバーターゲット:セリ価格・・・約11万円
・・・廃馬同然を拾われ、世界中で勝利を上げたスーパーホース。獲得賞金は約4億3000万円。

ロケットマン(シンガポール):セリ価格・・・約600万円
・・・ドバイゴールデンシャヒーン、同レース2着2回。獲得賞金は約4億円。



img_789913_51913686_1.jpg
(ブラックキャビア)


このように、日本の名馬と比べ、明らかに安い価格の馬達であることがわかります。

他にもヴェンジェンスオブレイン(ドバイシーマクラシック、香港カップなど)、ヴィヴァパタカ、ブリッシュラックなど欧米などで全く良い所の無い馬を早々に移籍させてくるケースも多く、恐らくタダ同然で引き取っていると思われます。





日本のビジネスモデルの「良い血統こそ能力も高い。」という理論どおりに考えるならば、香港やオーストラリアの馬達は「能力が低い。」こととなります。

しかし、実際の世界の競馬、そして日本に来日する香港やオーストラリアの馬達を見て、日本馬より弱いといえるでしょうか?
多くの人は”互角”、もしくはそれに近い評価をすると思います。





ということは、日本競馬界の常識は間違っているのでしょうか。
確かに競馬とは競走による賞金よりも、生産ビジネスこそ、より巨額のマネーを生む可能性を秘めています。
ですから、

日本の良血な血統を持つ馬達の価格には、
引退後の生産にて稼ぐ金額分が、ある程度上乗せされている



という側面はあると思います。
ただそれは、その良い血統が新たに生み出す馬は、さらに高い能力を持っている・・・
という大前提の下に成り立つものです。






しかし、実際には上記のように日本と香港馬の実力は互角ではありませんか。

つまり「血統こそ能力」を証明するには、高い金銭的な対価を払い続けて、良血の血統を重ねた結果である、今の日本競馬のトップホース達は”雑草”の香港馬をあっさりねじ伏せていなければなりません。

しかし、現実はそうなっていません。



だとすれば、日本競馬界が積み重ねてきた血統の進化とそれに費やした金とは何だったのでしょうか・・・?






しかし、少なくとも日本国内の馬達の成績を見ると、血統が成績に直結する一番重要なファクターになっているのは事実であり、今回の香港馬達の実力の話と矛盾してしまいます。

この疑問の明確な答えについては、正直わからない部分も多いですが、一つだけ明らかなのは馬や血統における「適正な価格」を考えた時、日本の競馬界の良血を巡る取引価格は、世界的に見て常に割高になっています。



それでも、JRAの競走の賞金が世界一高い事もあり、馬主や生産者から見たバランスは失われてはいません。
また、日本の賞金が高すぎて国外に出る馬の絶対数が少ないために、馬の実力について、私が日本馬を見くびりすぎている部分もあるかも知れません。





ただ、結局の所、例えどんなに安価な種付け料であっても、現在種牡馬、繁殖牝馬として残っている血統というのは、競馬の世界で生き残っている勝者なのです。

価値が本当に無い血統というのは、競争の中で淘汰され、絶滅し、現在生き残ってはいないであろうという理屈です。
”血統の価値”が机上の空論というわけではないですが、その価値の違いというのはかなり微細な物なのではないでしょうか。




あとは、日本の競馬で言えば芝の高速馬場と、砂状のダートといういずれも特殊な馬場の為、日本独自の適性が必要となり、いわゆる”絶対能力値”よりも”適性度の高さ”を競うような進化(品種改良ですが便宜的に。)の仕方により、世界の他の国々と比較が難しい状態にあるのかも知れません。



ただ、間違いなく一昔前と比べて日本の競馬も世界の実力に近づき、成熟期を迎えつつあるのは間違いないですが・・・。

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