2018/04/12
23:16:57
ひょっとして今年が国枝厩舎最大のダービーチャンスかも」と話を振ると、まんざらでもない言葉が返ってきたからだ。
「オレが決められるもんなら、自分で追加登録の200万円をすぐ払っちゃうけどな(笑)。今後の状態も見つつ牧場やオーナーサイドで決めることになるだろう。でもなあ…。もしオウケンムーンが皐月賞でいい競馬をするなら、稽古でこれを圧倒するアーモンドアイは…って考えちゃうだろうな」
(東スポより)
巷でも噂になっているアーモンドアイの日本ダービー挑戦。
レース直後は国枝先生も「(オーナーと相談になるが)クラブ馬だし、多分オークスじゃないかな。」とのことでしたが、上記ニュース以外でも国枝先生はダービーに行かせたい思いがあるようです。
桜花賞で見せた走りがいわゆる「怪物級」だったのは間違いないですが、世間でも
「日本ダービーへ!そして凱旋門賞に挑戦しろ!」
こんな声がチラホラと。
いやはや、ホントに現金だなと思います。
ほんの数日前、桜花賞前までは
「こんなローテで桜花賞を勝てるか。」
「タイムも遅いしシンザン記念は低レベル。」
と言っていた人達が手のひら返しで、今度は凱旋門賞に行けとは・・・。
こういう清々しい程のにわかファン達にとってはアーモンドアイは毎年登場する桜花賞馬のうちの1頭にしかすぎないでしょうし、数年に一度でも「怪物級」が出れば、すぐに前人未到の記録や無茶に挑戦させたがるのももはや恒例。
が、アーモンドアイの出資者にとっては一生に一度巡り合えるかどうかの本当に貴重な1頭であり、少しでも長く、無事に確実に階段を登って欲しいのです。
つまり、私個人としては牝馬3冠を狙って欲しいです。
もちろん、相手関係あっての競馬なので日本ダービーがダメだとも言えませんし、チャンスはあるでしょうが、牡馬を甘く見ることは出来ません。
何より体質も弱いし、爪も弱いし、王道ローテを外れた理由はそれなりにありますから、まだ体が出来上がっていないこの時期に、無茶だけは止めて欲しいのです。
にわかファンは壊れたら、また新しいおもちゃを探すだけでしょうが、一口出資者にとっては宝物です。
ですから、このギャップは埋まることは無いでしょうね。
ただ、国枝調教師は既にアパパネで牝馬3冠を成し遂げており、欲しいのは日本ダービーであるのは明白。
それは良く分かります。
ただ、個人馬主のオウケンムーンがおり、皐月賞の結果によって、例えば皐月賞馬になった場合、アーモンドアイをダービーへは出し辛いはず。
一方で冒頭のニュースにあるように、オウケンムーンを調教で圧倒しているアーモンドアイにさらなる自信を持つかも知れませんが。
ルメール騎手は昨年、レイデオロでダービージョッキーとなっていますし、レース直後から「トリプルクラウン」と述べているようにオークスを想定しているようです。
ではオーナーのシルクはどう考えているのか。
かつてオークスをシルクプリマドンナで制していますが、牝馬三冠は当然狙いたいことでしょう。
一方でダービーも同様でしょうか・・・。
しかし、今年は同じシルクのブラストワンピースにチャンスがあると見ているはずですし、プリモシーンはNHKマイルカップへ。
となれば、使い分けの観点からアーモンドアイはオークスへ向かわせるのが妥当。
そして、生産者のノーザンファームはどうでしょうか。
日本ダービーという種牡馬価値向上の為のイベントに、あえて牝馬を刺客として送り込むことはあるでしょうか?(ダービーを勝って種牡馬になれなかった馬を私は知りません。)
もしダービーで一番人気になる牡馬が「非社台」であるなら分からなくもないですが、今年もダービーは社台の運動会状態でしょうし、結局はウオッカのような「非社台の怪物牝馬」でないと難しいのでは。
ただ、そうした種牡馬ビジネスの為に使い分けが起きるのであれば、アーモンドアイの活躍が父ロードカナロアの種付け料を上げるわけですし、同様に桜花賞で下したラッキーライラックの父、オルフェーヴルの種牡馬価値を握っているわけで、オークスを取らせたい思いもあるのかも知れません。
種付け料が上がり切って天井を迎えたディープインパクト以外にも高額馬を社台は求めているはず…。
また、もしもダービー1番人気が非社台種牡馬だったら、刺客が送られてもおかしくない・・・?
ただ、そんな陰謀説はきりが無いし、社台スタリオンの中でどれの種付け料が上がっても構わないでしょうし、優秀な繁殖牝馬を価値を上げたい種牡馬にあてるだけで良いのですから、考えすぎですかね(笑)
普通に次走はオークスになるのではと思いますが、次走予定が発表されないのは皐月賞の結果を見てからという面もあるように感じますし、国枝先生への悲願達成として、まさかのダービー挑戦があるのか。
それとも国枝先生の「アーモンドアイでダービー!」の希望は先々を見越してのブラフで、ノーザンから
「まあまあここは抑えて。次年度はダービーを取れそうな牡馬を回しますから。」
というご褒美狙いの発言なのかも知れません。
さて、どうなりますか・・・。
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