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競馬の一口馬主を回収率重視で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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21:17:04
今年の凱旋門賞も日本馬は惨敗。
ブラストワンピースはハービンジャー産駒で日本では札幌、函館のような洋芝と、重馬場を得意とする傾向にある血統の為、凱旋門でもやれるのではと思っていましたが、まったくもって通用せず。

グリーンチャンネルでは1999年の凱旋門賞でエルコンドルパサーに騎乗した蛯名騎手がゲスト出演。
当時の様子を語ってくれました。

「渡仏当初は馬場に苦労していたが、二戦目以降徐々に欧州の走りを覚えていった。」


昔、エルコンドルパサーのVHSを見た時のコメントでは
「準備運動の輪乗りすら、躓いたりして、ついていけなかった。」
と語られていました。


これはつまり、エルコンドルパサーは後天的に欧州の馬場に適応したということです。

距離や馬場は先天的な適性が大きなファクターであることは紛れもない事実で、人間においてもマラソン選手に100mでボルトを倒すと宣言したところで、実現出来る可能性はゼロでしょう。


距離適性については再三当ブログでも紹介している筋肉の質、速筋と遅筋のバランスで決まります。
そしてこれが、血統で決まることも科学的に証明されています。

一方で、何が馬場適性を左右するのかについては農学博士曰く
「骨格をはじめとする体型のつくり」
ということです。
これも生まれ持ったものであり、その才能の無い分野で活躍は無理というのが定説です。


しかし、蛯名騎手の話のように、筋肉の質や体の使い方というのはトレーニングによって後天的に得る事が出来る部分もあるわけです。
現地に慣れることで、テクニック、必要な筋肉を手に入れることが出来るのです。


日本の高速馬場と欧州の重い馬場について、一般によく言われるスピードタイプ、パワータイプという求められる能力の違いがありますが、これは血統、つまり先天的な適性の違いの影響ももちろんあるでしょうが、その馬場に必要な筋肉、走法などをトレーニングによって後天的に習得出来る領域もあるわけで、それを踏まえて考えると、ディープインパクト産駒の海外馬が現地のG1を勝つというのは納得が出来ます。


一方で、エイシンヒカリなどの例外を除くと、ディープインパクト産駒は特にロンシャンの馬場に苦労しているのがレースを見るだけでも十分に分かります。
これは日本の馬場に適応した筋肉と走法のディープ産駒では通用しないということです。


これらの事から、現状の海外遠征馬については
「やってみないと分からない」
ということになります。


また、凱旋門賞直行の一発勝負は、現地の馬場になれる前にレースを迎えることになり、ナンセンス。
この点については、ディープインパクトの凱旋門賞敗戦をきっかけに「エルコンローテ」の先見性が見直され、以後の凱旋門賞挑戦馬がステップレースを使ってから本番を迎えるケースが大変多くなりました。


が、近年、再び直行する馬が増えており、結果は散々。
失敗から学ばず、それを繰り返すのは果たしてどうなんですかね。
特にハープスター、ゴールドシップ、ジャスタウェイの遠征年は現地メディアから
「凱旋門賞を勝てる乗り方をまるで分っていない。」
と日本人騎手らとその指示を出した陣営が酷評されました。



要するに日本馬の陣営は、日本のやり方でそのまま凱旋門賞に挑んでいるわけですが、そもそもこれが誤りなのではと。
エルコンドルパサーのように、欧州には欧州でのやり方、攻略法があるわけで、挑み方を変える勇気が必要です。
そして、その為には変化が実際に身になる時間が必要なわけで、それを本番直行という短期遠征で実現するのは難しいわけです。



もちろん、ステップレースを使ったからと言って、適性が無い場合はそれまでなので、当然結果は出ないのですが、問題は
「慣れれば適応できる馬」
が、慣れずに終わり、本来のポテンシャルを発揮できずに負けるパターン。
これは非常にもったいないですね。



あとは過去のデータからもステップレースで3着にも入れない馬(もしくは着差が僅差でない馬)は、本番の凱旋門賞でも結果は出ないという点。
これは日本馬のみならず、欧州馬にも当てはまります。
少なくとも1990年以降、このデータに該当しないのはイギリスのワークフォース1頭のみ。(キングジョージから直行の為、前哨戦自体使っていない。)

この観点から見ても、現地になれることが大切とはいえ、限度があるわけです。

ある程度の生まれ持った適性と絶対能力は当然必要です。




ですから、前哨戦で上記の結果が出なかった馬達は本番の凱旋門賞を使わずに帰国するべきです。
そういう勇気ある撤退をする陣営が過去に一頭もいないのも残念。
この辺りに日本人の”神格化された凱旋門コンプレックス”がよく表れているなぁと思います。

見栄や意地など色々なしがらみがあるのは分かりますが、ダメなものはダメなのですから、負け戦をする位なら、秋のG1シーズンが始まる日本での出走の機会損失を最小限に減らす為に、「本番を放棄して帰国」という選択肢は合理的なはず。

「慣れる為の時間が必要(な場合もある)」としながらも、「適性が無い場合は諦めるべき」というのは、一見その見極めが難しく、矛盾に感じますが、上記の通り、前哨戦でダメだった馬が急変することはデータ上無いので、それを覆す低い確率に懸けるのは正直、単なる意固地にしか感じません。





また、上記の通りエルコンドルパサーが歩んだような「エルコンローテ」が凱旋門賞を勝つ上で、最も正しい手段であることは誰の目にも明らかです。
しかし、それを真似しないのは、遠征を続けることは莫大な資金が必要となり、また海外の安い賞金ではそれをペイするのがやっとだという点。

要は昨今の一口馬主、零細馬主にはその選択は現実的ではないということです。

そんな中、ディアドラが久々に長期の欧州遠征を実行しており、大変興味深いところ。



短期の遠征も悪手。長期の遠征は非現実的。
では一体どうすればよいのか。


ぱっと思いつきで語るなら、ノーザンが牧場に、欧州の馬場のトラックを作ること。
そこで一杯に走らせてみて、適性を測るわけです。
もちろん、既述の「慣れ」はありますので、中期的な計画のもとでそれを行うべきです。


そうすれば、凱旋門遠征を考える名馬のテストや、逆にG2レベルでも思わぬ欧州適性を持つ馬がいたり、日本にいながら適性を判明させることが出来るのではないでしょうか。



しかし、現実的に考えると、いくらノーザンでもコースを作って維持する・・・そこまでコストを掛ける気にはならないでしょうし、逆に下手に欧州仕様の馬場を走らせることは、どうみても骨折のリスクを上げます。
また、あくまで可能性のひとつですが、冒頭で述べている「欧州で必要な筋肉や走法」を中途半端に日本で習得させると、日本の馬場適性を失い、日本のレースで悪影響を与える可能性もあります。

海外馬がジャパンカップで散々なことからも、日本と欧州の適性が相まみえないのは周知の事実で、それこそタイキシャトルやエルコンドルパサーなどのように芝もダートも走れるような互換性のある馬が海外でも結果を残していますが、それ自体稀有なのかも知れません。




そうすると、結局ギャンブル承知で現在のような遠征になってしまうのかなと思います。
しかしながら、前哨戦でダメなら帰国という選択肢は現実としてそろそろ考えるべきではないでしょうか・・・。

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