競馬の一口馬主を回収率重視で続けていく初心者向けブログ。府中でベコ買うだ!
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14:04:09
前回の記事はコチラ


なぜ、馬のプロ達が揃って「馬の顔は重要。」だと語るのか・・・。
彼らの話もやや抽象的で正直、素人にはその理屈を理解するのは難しいです。
もしかすると、馬のプロ達も理論的には説明出来ないのかも知れません。


ただ、理由や根拠が自分でもハッキリとは分からない物の「確かに良し悪しを感じる」事というのはあります。


私は年間50本程の映画を家で見ます。
小難しい作品では無く、普通のハリウッド映画がほとんどです。

ですから、別に特段映画マニアでも無いし、俳優の名前も本当に有名な人しか知らない程度のレベルなのですが、映画を開始10分も見れば、大体その映画が面白いか面白くないか判別出来るようになりました。


理屈では120分の映画で最初の10分だけならまだ10%も進行しておらず、後半にいくらでも挽回する時間はあるはずです。
しかし、最初の10分で「これはダメなパターンだな。」と思うと、最後まで見てもその評価が変わることはほとんどありません。


逆に最初の10分の『掴みはOK』でも、ストーリーが進むにつれイマイチになっていったり、最後の決め手不足でオチがつまらないというケースはありますが、少なくとも最初の段階で脱落すると、リカバリーは出来ないということです。


なぜ分かるのかと言われると、いまいちピンときませんが、何か挙げるなら
「ハリウッド映画の構成は基本的なパターン、時間配分がどれもほとんど同じ」
なのかも知れません。

どれも似たようなパターンで進行していくので、冒頭だけのブロックだけ見て、過去の他の映画と比べるだけで、作品の全体水準を推測し、評価が出来てしまうというわけです。

もちろん、それだけで説明出来ませんし、単に好みの問題をそう思っているだけかも知れないので、結局の所、よく分からないのです。

それと、同じで「馬の顔」についてもプロ達も具体的に根拠をもって説明することは難しいのかも知れません。
少なくとも私は、プロ達がそれ以上の理由について言及した発言を聞いたことはありません。





・・・これは一つの可能性ですし、私の妄想になりますが、馬の目や顔を見て語っているとプロ本人達がそもそも勘違いしているからという可能性は無いでしょうか。

つまり、実際には顔だけでなく、仕草や身体全体の雰囲気、歩様などを同時に見た上での判断にも関わらず、顔の印象だと思い込んでいるということです。


どういう事かと言うと、馬のプロ達は私たち素人一口馬主のように、写真やカタログで馬を選別することはありません。
実際の実馬を見て、値踏みしているわけですから、そういう事が起きるのです。


静止画や動画のような無機質な『情報』になっている物と、実際に目の前で見るのとではその質が全く異なります。
人間はその個体を認識、識別する順番として、無意識に『顔』という物を最優先にしています。
「人は見た目が9割」などという言葉もそこから来ています。




馬のプロ達の「馬の顔は重要」というのは、あくまで馬体全体を見た上での評価、印象を人間の本能的な美的センスが「顔」の印象だと思い込ませているのが原因ということです。

同じ美術品でも「名作で~億円の価値がある。」と聞いて見るのと、「駆け出しの若者の作品。」と聞いて見るのとでは、一般人はもちろん、プロの評論家や画商等でも下す評価が変わるのと同様、顔だけを見ることと、良い血統と良い馬体を見てからの顔を見た印象では異なってくるはずです。




もしも馬の顔だけで相馬になるというのなら、馬の体や血統や動き、首から下を一切を排除し”顔だけ”を見るだけでも、走る・走らないの判断が付くということになります。

もちろん、G1馬を選べるだろうという意味ではなく、サンプルとして充分な数を用意し、顔の良し悪しだけで有意差のあるデータを取ってみて欲しいということです。
私と相馬眼に天と地程の差があるプロが選んでも、それは恐らく無理だろうと思っています。





そもそも、ブサイクな馬に名馬がいないというわけでもありません。
上で挙げたダイナガリバー、顔デカで有名なビワハヤヒデ、牝馬でおブスと言えばベガ、歴史を遡りヒカルメイジは牧場主や他の馬主からもブサイクだと嘲笑の的になっていた為、馬主ですら見に来なくなったというエピソードがある程です。もちろんダービー馬になってからそのように言う者はいなくなったと思われますが・・・。

ダイナガリバーのパターン(伸びた流星が原因)で言えば、ダンツフレーム、メイショウサムソンなどもブサイクと呼ばれていましたし、ブサイクな名馬も探せばいくらでもいるのではないでしょうか。





この「馬の顔の相馬」は以前に紹介した、「鳩の目」でレース鳩を選ぶ方法と同じ、深読みが招く自己満足の世界なのかも知れません。


本当にそうなのかどうかは私は素人なので分かりませんが、仮にプロが言うことが正しいとしても
『顔の良い馬は走る』
という、言葉にすると一見、シンプルで分かり易い相馬であり、素人が真似をしたくなってしまいますが、実際にそれを理解し見抜くことは非常に難解で、そこに下手に手を出すと、思わぬ間違った方向へ行く可能性があると考えており、私はあまり触れないこととします。







また、仮にプロに顔の良し悪しが分かったとしても、それが「馬の顔が悪ければ買わない」とまで言える程、走る・走らないの重要な要素になり得るとは私にはどうしても思えないのです。


プロ達が口を揃えて「目や顔は重要」だと言うのですから、何かあるのだとは思いますが、私に真似出来る域では無いようですし、非科学的な要素は人に学ぶのでは無く、自分で身に付けるしか無い気がします。




・・・これで終了なのですが、あまりに中身が無いので何とか私なりに「ブサイクな馬はなぜ走らないのか」をテーマに『顔相馬』を考えてみたいと思います。
馬のプロ達の”良い顔”や”ブサイク”の定義に言及していない為、私なりの判断で一般にブサイクと言われる要素をいくつか述べます。

もちろん、馬の目に関することは、これまで述べたように私は完全否定派の為、除外しています。




まず顔がでかいこと。頭でっかちはポニーやロバを想像させます。
体に対して顔の大きさのバランスがおかしい程に大きい場合、走行する上で障害になるはずです。

競走馬の走行フォームについて「首の使い方が上手、下手」という表現をしますが、顔が大きいために首や肩との連動が上手く行かず、重苦しい動きをする馬はいるかと思います。
顔単体の問題というより、それらとのバランスの問題なので、単純に顔が大きい事だけでそうなるとは言えませんが・・・。




次に歯並びが悪いこと。極端に言えば”しゃくれ”(受け口)のような顎や口周りが悪く見えます。
歯並びが悪ければハミ受けに影響し、騎手が正確な制御をすることが出来なくなります。

また、周知の通り腸ねん転や疝痛を簡単に起こすように馬の胃腸は弱いため、歯並びが悪い事で咀嚼の質が悪くなり、消化不良で胃潰瘍をはじめとする内臓の疾患により、ガレてしまったり、時には上記の病名で命を落とすこともあります。

海外には馬の歯専門の医師もおり、競走馬にとって歯は非常に重要な要素なのですが、一方でゼンノロブロイの歯を担当したダーレン・ハートショーン医師は「歯を見ただけじゃ、その馬が走るかどうかは分からない。」と述べています。




次は皮膚病に掛かっていること。美しくない皮膚や目元は嫌われます。
内臓疾患などが原因での皮膚病ならば心肺能力が落ちることが考えられ、真菌などが原因の感染症でも痛み、かゆみで調教やレースに集中出来ないばかりか普段からイライラし、競走馬としての才能が開花出来ません。

「馬の目」の相馬は否定しましたが、競馬場のパドックに行くと微細な部分まで確認出来る為、私は馬の「目元の皮膚の状態」を見ます。毛が無い部分なので、毛色などに邪魔されることなく、皮膚の良し悪しが分かる”気がします。”



ただ、体質の問題で慢性的な物もあれば、一時的な感染でなっただけの物もあり、きちんと治療される環境であれば、そこまで気にする要素でも無いかと思いますし、そもそも皮膚炎は顔だけに限った話でも無いです。



最後に、明らかに顔が異質であること。遺伝子疾患の可能性があり、先天的に運動能力が低かったり、体質が弱いなどの可能性があり、インブリード(近親交配)が強いケースも多いサラブレッドの宿命ともいえます。

かつて、支配を永劫続ける為に近親婚を繰り返し滅んだ、ハプスブルク家も身体的・知的・性的に障害を抱え、最後の王カルロスも遺伝性疾患により死亡しています。

字面だけで見れば『受け継がれる良血の純潔』は貴族的とも言える素晴らしい”格”を感じされますが、現実的にはそういうデメリットもあることを覚えておかねばなりません。





『良い顔』は上記と真逆となり、身体のバランスが取れ、顎や口元はシャープで、皮膚は美しく、スタンダードで馬らしい顔をしているということです。

『馬の顔が相馬になるのか』の結論としては、多少の参考になるにしても、極端な場合を除いて競走能力に与える影響は少なく、それよりの仕草や立ち振る舞いから『気性』を読み取る方が重要な要素だと思います。




14:16:56
今回は「馬の目」シリーズの最終章として、馬のプロ達の意見やエピソードも紹介したいと思います。


馬のプロ達は顔や目についてどのような考えなのでしょう。

まずは金子真人氏がディープインパクトをセレクトセールで落札した際に選んだ理由として、
「瞳の輝きに衝撃を受けた。」
とコメントしていました。ディープの産駒を落札した時にも同様に「目と顔がディープにとても似ている。」と答えています。
相馬についても「まず目を見る。」とのこと。


またアメリカの名馬シービスケットの才能を見抜いたスミス調教師も、気性難の為にどの調教師も匙を投げていたシービスケットを一目見て、
「なんて目をしているんだ。」
と才能を感じて馬主に購入を勧めたそうです。



岡田スタッドのボス、岡田牧雄氏も著書の中で
「走る馬を見抜く時、顔は重要。名馬達を見ても皆”良い顔”をしているものだ。」
と述べています。

ウィンチェスターファームの社長で獣医師の吉田直哉氏も同様に雑誌のインタビューで
「馬体や歩様が良くても、顔が美顔でなければ買わない。」
と答えており、根拠は
「歴史に名を残して来た名馬は皆、すっきりとした美顔だから。」
とのこと。



このように多くの馬のプロ達が、目や顔の重要性を説いています。
私はこの シリーズの1の記事 で、「目や顔ではなく、仕草を観察すれば気性の傾向は分かる場合もある。」としましたが、上記のプロの方々の話は総じて
気性に関するものではなく、走るか走らないか馬の競走能力の資質そのもの
について語っています。





元々競馬界には『顔の良い馬は走る』という格言は確かにあります。
根拠としては・・・


顔の良い馬は聡明で上品

つまり、賢い。

賢い馬は無駄なことをしない、人に逆らわない、競馬を良く理解している

よく走る


こんな所でしょうか。
賢いということは、調教を拒否したり、騎手を落としたり、仮病を使ったりと馬が競馬を拒絶する方法も知っているわけですが、そういうことは考慮されていません。

賢さが競走においてプラスに出るか、マイナスに出るかは分からないわけで、人に逆らわない・・・つまりは素直だから走るというのも確証は全くありません。

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・・・あら、かわいい(´∀`*)ポッ
これが外厩で従業員を複数人病院送りにして、厩舎でもいつ何時何をするか分からないと恐れられ、レースは気分屋、記者が撮れば激しい尻っぱねや後脚で立ち上がる写真が溢れる、生粋の気性難の馬の顔ですか・・・。

そうです。ゴールドシップです。こんなにカワイイ顔しているんですけどね。
結果、この馬は「走る馬」ですが、写真程度では気性を見抜くことなど出来てはいませんよね。
少なくてもこの馬は「目つきが悪い馬は気性が悪い」という初級レベルの認識で近づいたら病院送りでしょう(笑)





立ち振る舞いとしてある程度表面に出る気性を見抜くのもこの程度。だとすれば、走るか走らないかの能力を顔で測るのは至難の技でしょう。

走る馬の「良い顔」の定義がそもそも分かりませんが、上で述べた気性の良し悪しでは無く、受け継がれてきた優れた血統の高貴さ、”ロイヤル性”とでも言いましょうか。
『格』と言った方がしっくりきますか。

上手く言えませんが、そういう歴史的な名馬の『スタンダード』(理想的形質)が「良い顔」として現れるのでしょうか。
上記の吉田氏の「過去の名馬がそうだから。」という根拠だと、こうなります。





・・・ここまで来ると素人にはファンタジーチックで、プロにしか分からないですね。
かつて、ダイナガリバーという1986年のダービー馬がいました。
2着はラフィアンの岡田総帥の夢を乗せたグランパズドリーム。

このダイナガリバーの「顔」に関するエピソード。



生まれたときにバランスの取れた雄大な馬だったので、社台ファームの吉田善哉が生まれたばかりの同馬を見て「ダービー馬が生まれたぞ!」と言った逸話がある。

しかし顔の鼻までかかる左右不対称の白い部分(大流星)があった。
馬産地では「顔に鼻までかかる大流星(下図参照)がある馬は大成できない」が迷信として広まっており、当初は「サクラ」の冠名で知られる全演植が購入するはずだったが、調教師の境勝太郎が「この馬を買われても私は預かりません」と言い、全に購入を断念させた経歴がある。


同馬がダービーを勝ったあと、全が境に「あの馬やっぱりダービー勝ったじゃない」と言ったところ、境は「あの馬は松山師の所に行ったから勝てたんだよ。私の所に来てたら勝てなかったよ」と返したが、全の死後に出した著書では「今だから言えるが完全な負け惜しみだった」と書いている。



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(大流星が特徴のダイナガリバー)



・・・恐らくですが、鼻まで全て白く覆われると、鼻筋が間延びしてボーッとした精悍さに欠ける顔に見える為、大成しないと思われていたのではないでしょうか。

だとすれば馬の顔を擬人的に捉えすぎですし、顔でアスリートの力が決まるなら、トップ選手程、美男美女ということになってしまいます。


以前、柔道の井上康生がアニマル浜口に「康生君!君は素晴らしい選手だが、目に力が無さすぎる!」と怒られたエピソードを本人が話していましたが、井上自身は「生れつきの小さくて細い目だからなぁ・・・。」と言っていました。
顔でどうこうというのは、そのレベルの話なのではないでしょうか。


日陰で馬の瞳に光が当たっていないだけなのに、「目が澄んでいない。力強さに欠ける。」だのいい加減なことを言う人もいます。
猫の目だって、光が当たれば鋭くなるし、室内レベルの照度なら瞳孔が広がりクリクリになりますから。



次回はシリーズの最終回。

15:22:02
しばらく間が空いてしまいましたが、
『馬の目』は相馬に成り得るのか?・1
の続きとなります。


今回は、気性の悪さがサインとして目元に現れる一例
『ディクタスアイ』
について。
『ディクタスアイ』とは、その名の通り、ディクタスの血を引く馬達に出る特有の目つきのことで、オルフェーヴルの兄弟たちを見ると、大変わかり易いです。

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これはつまり、前回説明した『三白眼』のことです。
一瞬を捉えれば、いくらでも酷い写真というのは撮れる物なので(フィギュアスケート等の静止画は悪意まで感じるショットがありますよね・・・)、これを見てどうだということは無いのですが、そういう傾向があることを白老の場長も仰っています。


社台グループの白老ファーム場長・服巻滋之によると、ディクタス産駒は機嫌は損ねると
「耳を後ろに寝かせ、白目を剥いて睨み付ける」という独特の表情をするものが多くおり、
放牧地でそうした表情を見せる馬を見つけ「父系か母系にディクタスの血が入っていないか」
と確認すると、その通りであることが多かったという。
(Wikipediaより)



この話からすると、『ディクタスアイ』というのは、『三白眼』のような目の形そのものというよりは、表情の癖のことを指すようです。

もちろん、三白眼でもあるわけで、人間の”二重まぶた”が優性遺伝であることからも、三白眼もディクタスからの優性遺伝と思われます。
目の形質が遺伝することと、気性の遺伝については連動した物でなく、別の要素であり、ディクタスは単にその二つを遺伝させていたのだと、私は考えています。


癖が遺伝するという点に関しては、一見突拍子も無いですが、肉体的な性質の遺伝が癖の遺伝につながる場合があります。

例えば人間が起こす”貧乏ゆすり”は、筋繊維が太い男性に多く、うっ血を防ぐ為の生理的反応であり、その子供も肉体的に似ることで、うっ血しやすい体質も似てしまい、結果”貧乏ゆすり”という癖の遺伝に繋がるという可能性は大いにあり得ます。(貧乏ゆすりには他にも肉体的、精神的に様々な原因がありますが。)



遺伝し易い要素である肉体的な部分から、癖などの行動まで親から子へ受け継がれるということは、気性に悪い所は無いのに、肌の敏感さが遺伝することで「ゲート難」が親子で似るだとか、意外な遺伝もあるのかも知れませんね。





少し話が逸れましたが、私は『馬の目』単体では相馬にはならないと結論付けています。
今期のノルマンディーOCの募集馬で『ズブロッカの13』がいますが、三白眼で目元がやや広めの形の為か、見学者やブログ等で「気性が悪い」と判断されることが多いそうです。


この点についてノルマンディーOC公式サイトの近況では
「顔付きや独特な風貌から気性面を心配する声が聞かれるものの、人間の指示には従順でスタッフの手を煩わせるようなことはほとんどありません。」
と、暗に「目つきで判断しないで欲しい。」と言いたげなコメントを出していました。


また白井寿昭師は、映像出演となったノルマンディーOC懇親会で、この馬を今年の募集馬のオススメに挙げ、その理由を「良い顔をしている。」と、むしろ好意的に捉えていました。

次回は”その1”でも触れた、『馬の顔』が相馬になるのかについて。
その際の結論は、目よりは仕草、表情、雰囲気など多くの要素が含まれるので、多少の参考にはなるのかも知れませんとしましたが・・・。



続きはコチラ


17:00:05
『馬の目』を見て気性を予測する方法については、私は基本的に否定派です。
支持する方の判断基準としては「目つきが悪い馬は、気性が悪い」というのが基礎になっているように思います。

では「目つきが悪い」とは具体的にどういう目をいうのでしょうか。
恐らく『三白眼』の事を指すのがほとんどだと思います。


『三白眼』はその名の通り、角膜(黒目)の周囲4方向のうちの3方向の白目が見えることです。
一言でいえば、目全体に対して黒目が小さい状態のことです。

三白眼は見た目の印象がキツく見え、時には恐怖感を与える為に、馬のみならず人間でも人相が悪いように映りがちです。


つまり黒目の割合が小さく、白目の割合が大きいことを「目つきが悪い」と言っているに過ぎません
逆に黒目がほとんどを占めていれば、そういう風には見えないはず。
具体的に人間の目で見てみましょう。


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左(本人の右目)が裸眼の三白眼。
そして右がカラーコンタクトを装着し三白眼を解消した状態です。

皆さんの印象はいかがですか?
左はどこか挑戦的、威圧的に睨まれているように映り、こちらに不安感を与えがちですが、右は小動物によく見られるクリクリとして愛らしく穏やかで安心感を得る方が多いのでは無いでしょうか。
カラーコンタクト装着者の意図は「可愛く見せる為」ですから、好感を抱かせるのは当然と言えば当然です。


ただし、人工物と知った上で見ると、気色悪いと感じる方もいるでしょうし、レンズ選びのセンスが悪かったり、目の整形を行い切開により過剰に大きい目にカラーコンタクトを装着すると、バランスを損ない、むしろ人間離れした不気味な印象となる場合もあるので、きちんと「自然な目で、それに合ったカラコン」を付けていることが前提にはなります。




『人は見た目が9割』などと言った本がヒットしたこともありましたが、それだけ微細な差でも印象というのは大きく変わる物なのです。

当ブログで何度か述べていますが、科学的に考えても、角膜と強膜の割合などが、その人間の凶暴さや精神状態を反映するとは認められず、「三白眼は犯罪者の特徴」などというのも、いわゆるオカルトで根拠はありません。




では目に関する全てが気性を見抜く上で役に立たないのかと言えば、そうとも言えない部分はあると思います。
社会生活をおくる中で皆さんは日々、人の仕草と様子を見て性格を予測したり、警戒したり、逆に安心感を得たり、時には商談や面接、恋愛などの対象として相手を値踏みすることもあるはずです。



その判断基準は声の質、しゃべり方、そのスピード、目つき、表情、身体の姿勢・・・さらに言えばその容姿全体。
その人が身に着けている洋服や、時計、眼鏡、小物というのは、その人の趣味嗜好を表すことが多く、好きな音楽が予測出来たり、インドアかアウトドアか、自己主張が強いのか気弱なのか、自信家、ナルシスト、神経質、被害妄想、お花畑など様々な予測できます。


電車内などの逃げ場のない狭い空間で、様子のおかしい人間が乗って来た時、乗客達の雰囲気にピリッとした緊張感が走る様子は皆さん体験したことがあるはずで、これはいわゆる危険察知です。




ここで、『目つき』というキーワードを出しましたが、私が言っているのは単に三白眼の事ではなく、目線の送り方が例えばキョロキョロしがちだとか、生気が無い、ギラついている。
ギラついているが、それが固い意志から来る物ではなく、どこかマニアックで不快・・・など、これは他の体の動きや様子を総合的に見た上での判断であったり、また目線の送り方については、嘘か本当か、冷静か動揺しているかなど、心理状態の与える影響が大きく心理学や犯罪捜査等でも利用されているはずです。




そういう意味では、馬についても目つき振る舞いや仕草で、大まかな気性を予測できる部分は確かにあると思います。

以前、我が家にいた犬を思い出しても、長年飼えば、一見無表情に見えても、実際には豊かな感情が確かにあるとは感じましたし、それを目で見て具体的にどういう気持ちでいるのかが、理解出来ました。
これは犬を飼っていない、もしくは興味の無い人間には全く読み取れないことでしょう。


ただ単にベロを出しているとか耳がどうだとか、そういう一部分の状態では無く、体全体から出る細かな動作を複合した物を我々が視覚で感じ取っているのです。



馬も目だけではなく、顔の表情として泣きそうな垂れ眉型は几帳面で臆病だとか、逆に目が吊り上がっているのは強気な性格だとか、特にある程度の年を経た馬の場合そういう感じ方には、一定の理解はします。



ただ、それが生後1年程度の若駒で、静止画や動画程度で分かるのかというと、難しい所。
いくら気性が悪い馬でも、眠い時に写真を取れば鼻の下が伸びて間抜けに写るでしょうし、人懐っこい馬でも見知らぬカメラマンなら横目で睨みつけるように凝視する瞬間もあるでしょう。




要するに人間でも動物でも、性格や気性を予測することは大切ですし、ある程度は当たると思いますが、正しく理解するにはよく観察出来るだけの時間が必要であるし、それでも間違うこともあるということです。
そして、それは『眼』という単体のパーツから得る物では無く、全体の雰囲気から察する物だと思います。


一口馬主においては、カタログと動画程度でそれを分かろうとするのは無理があるし、現地で見たとしてもうるさいのか大人しいのか程度しか分からず、例えばうるさいとして、それが反抗的で不従順なのか、闘志に溢れ、負けず嫌いから由来するものなのか等、競走能力において、どちらに転ぶのかまで細かく理解するのは難しいのではないでしょうか。




次回に続きます。

続きはコチラ


19:52:28
遺伝というのは年を経るごとに強く出るそうです。
例えば学校での成績は、幼少期ほど訓練によってそれを隠せるため、頭の良くない遺伝を持っていても勉強さえすれば成績はトップクラスになることが出来ますが、年齢を重ねるごとに遺伝による才能が表面化し、大学や社会に出てからの研究など、成人となってからの成果には遺伝の影響は大きいとされています。



シマウマを調教し競馬に出す『レーシングストライプス』という映画がありました。
レースシーンはCGなしで実際に人間がシマウマに乗って駆けており、中々の迫力であったと記憶しています。

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当時、私はシマウマを調教し騎乗したことに驚きました。
なぜならシマウマは凶暴の為、調教で手の内に入れるのは無理だと言われてきた動物だからです。


あるいは非常に大人しい個体を幼少期より育てれば平気なのかと思っていましたが、どうもそういうことでは無いそうです。



上で述べたように動物は年齢が経つにつれて遺伝が強く表面化し、元々持って生まれた本能・特徴が出てきます。
チンパンジーのパン君は幼少期から人間に育てられ、テレビでも大人気となりました。

非常に賢く、人なつっこい性格でしたが、大人びてきた頃に飼育員を襲い、以後テレビで直接人間と触れ合うことはなくなりました。


シマウマも同様で大人になるにつれて一般に言われるように荒い気性が徐々に現れてきて、人間の手に負えないようになるとのことです。
(もちろん、大人しい個体はサーカス程度の調教は可能なのでしょうが。)


だからレーシングストライプスのシマウマは子供だったのです。


以前に、「本来、人になつかないキツネでもなつく個体を掛け合わせていくと犬のようになつくが、凶暴な個体の子供を人になつく親キツネに育てさせても、子供は凶暴化した大人になる。」
という記事を作成しましたが、やはり動物は環境よりも遺伝の影響の方が大きいようです。

気性と遺伝、キツネの品種改良参照








競馬でこの要素を述べるなら、2歳戦は才能の無い二流血統の馬でも、厳しい鍛錬で良血馬に対抗することができるが、3歳以降になるとその才能が具現化されて、鍛錬を上回ってしまうということです。



ラフィアンに見られるようなスパルタ方式の育成方法は時に「早熟馬ばかりで3歳以降で活躍しなくなるのは、オーバーワークのツケで馬が壊れてしまったからだ。」と批判を受けることがあります。

確かに実際、化骨の終わらない時期にスパルタ調教を課せば故障する可能性は上がりますが、早熟である理由は育成による弊害ではなく、2歳時の強い負荷によるアドバンテージで、良血馬達に対抗出来る時期だったという可能性もあるのです。


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